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正統派プレミアムスポーツとして正常進化した2×5スポーク
ロングセラーGC-05Kの後継モデル!
2×5スポークという高品位なデザインに加え、軽量性と強度のバランスを徹底的に煮詰めた高性能モデルとして、2009年の登場以来、長い人気を誇っていた『プロドライブGC-05K』。その後継モデルがこの『GC-05R』だ。
プロドライブホイールはコンセプトに「正統派ドレスアップ」「プレミアムスポーティ」を掲げている。鍛造1ピースホイールならではの高性能に加え、マシニングによる削り出しで緻密に描かれるディスクデザインの美しさが両立されることで実現するものだ。
また、プロドライブでは「スポークは真っ直ぐであるほどにスポーティである」と解釈。つまり、リムエンドに向かって直線的に伸びるツインスポークを配していた先代モデルのGC-05Kは、その点でスポーツ寄りのモデルだったと言えるだろう。
そこで、GC-05Kをアップデートするに当たり、より本来のコンセプトを意識したのがGC-05Rというわけだ。05Kでは平行に配置されていたツインスポークを、リムエンドに向かって開いていくフォルムとして、2×5ホイールとしてだけでなく、メッシュホイールとも見て取れるデザインとなった。
さらに、近年のプロドライブホイールのトレンドである、シンプルかつシャープなスポークを踏襲しつつ、こだわりある細部のデザイン処理も見逃せない。フラットなナットホール部と、スポーク内側のリブが立体感や奥行き感を演出し、またリムエンド側も小さな窓と大きな窓で形状を変化させているなど、見るほどに魅力を感じさせる。
コンケイブは2タイプを設定するが、落とし込まれたセンターパートからスポークが立ち上がるデザインのため、フェイス1でも期待以上の深さを見せることも魅力だ。
価格:7万8000円〜14万5000円
サイズ:18×7J〜10×11J
カラー:フラットブラック(FB)、ブラッシュドフィニッシュ(BF)、グロスブロンズ(GBR)
カラーは写真のブラッシュドフィニッシュとフラットブラックの他に、グロスブロンズを設定。ブロンズはこれまでのゴールドに代わるカラーとしてプロドライブ初採用となるが、派手さを押さえた色合いがGC-05Rのコンセプトにマッチする。
GC-05Kから引き継ぐ2×5スポークだが、先代モデルはツインスポークの間隔を変えないままリムに到達させていたのに対し、GC-05Rではリムエンドに向かって広がっていくスタイルを採用。これにより5交点メッシュとしても見ることができる、独特の表情が与えられた。
GC-0100Sではスポークをストレートのままセンターに向かって落とし込むコンケイブとしていたが、GC-05Rではスポークアールをデザインしてセンターパートを落とし込む。フェイスタイプ(スポークアール)とディスクタイプ(センター部深さ)で、多彩なコンケイブを設定している。
ツインスポーク間に設けられたリブデザインと、ナットホールのフラットなデザインが、シンプルな中に立体感と奥行き感を生み出す。また、スポークの股には綺麗な楕円がデザインされるほか、リムエンド部は窓の大きさによって異なる形状が与えられるが、GC-05Rは1本当たり2時間半(GC-0100は2時間)も掛けてマシニングが行われていると言う。
ブリヂストンリテールジャパン折口さん
「プレミアムカーとのマッチングを考慮し、最新のトレンドとプロドライブのこだわりを投入したモデルがGC-05Rです。ボディデザインの良さを引き立てるようなホイールをお求めの方にぜひ選んで頂きたいですね。もちろん、当社の高い強度基準を満たしていますので、ハイパワーのチューニングカーにも相性は抜群ですよ」
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Source: clicccar.comクリッカー