10月のドイツ・インターモトでは、可変バルタイ=シフトカムシステムを導入したR1250GS&RTを発表したBMWだが、EICMAではさらにニューモデルを投入し、その手を緩めない。10月30日のフェイスブック上では、なんと新たに6台のワールドプレミアがあることを発表。さすがにその6台が何であるのかまでは触れられていなかったので、ここは本誌が調査した独自の予想を紹介しよう。
新型R1250Rについては映像に登場
まず、ヤングマシン11月号(9月22日発売)で予想したモデルから名前を挙げていこう。
1台目・新型S1000RR(デビュー可能性:100%)
2台目・F850GSアドベンチャー(デビュー可能性:90%)
3台目・C400GT(デビュー可能性:90%)
さあ、ここからの残り3台が問題だ。意匠登録情報などがキャッチできたりといった上記3台に比べ、残り3台は事前情報があまりない。だが、本誌はこれをR1250シリーズの追加モデルと予想する。可変バルブタイミング&リフト機構を備えた新型ボクサーツインを搭載したR1250シリーズだが、最初で触れたようにインターモトで発表されたのは、GSとGTの2機種のみ。しかし、ボクサーツインにはまだネイキッドのR、フルカウルロードスポーツのRSが控えている。なにしろエンジンとしてはすでに完成しているので、後はいつ出てくるかのみといえるのが、この2機種だ。
と、ここまで書いた時に、決定的な裏付け情報が判明! 現在、ティーザー映像に映し出されているマシンは、昨年のEICMAモデルをダイジェスト風にまとめあげたものが中心だが、そのなかに混じっていたネイキッドのR1200Rを見ていたらムムッ? エンジンのヘッドカバーが何か違うぞ! 本来R1200系のエンジンはプラグカバーが前方まで回り込んでいるはずなのに、このマシンにはそれがない。そして回り込んでいないのは、新型R1250エンジンの特徴のひとつ。ということは…、実は1200ではなく、これこそまさに新型のR1250Rであるという証拠と言えるだろう。ここまで来ると、残りの1台についてはR1250GSでまだ未発表となる本格オフ仕様&最上級版であるラリーかアドベンチャーの線が濃厚だ。R1200時代はラリーとアドベンチャーのキャラが被り気味だったこともあって1250では、この2つが統合されることとなるかも。
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Source: WEBヤングマシン