フェラーリの本拠地、マラネッロにある「Museo Ferrari(フェラーリ・ミュージアム)」。現在、創始者のエンツォ・フェラーリ生誕120周年を記念して「Driven by Enzo」と「Passion and Legend」という企画イベントを2019年5月まで開催している。
Ferrari 365GT 2+2
まず「Driven by Enzo」は、かつてエンツォ自身が特別な日に乗るためにラインナップした過去の4シーターモデルを展示。エンツォはかねてから快適かつスタイリッシュ、しかも旅に使える4シーター車を好んだことからこの企画が実現したというもので、フェラーリ・ミュージアムには、1960年のフェラーリ250GT 2+2で始まり、365GT 2+2のほか、400GTiや412、そしてエンツォが人生の最後に運転手まで雇い乗っていたという456GTを展示。如何にエンツォがGTを好んでいたかが分かるストーリーで展開されている。
Dino 246GT(FIRST CAR)
一方の「Passion and Legend」は、エンツォの情熱を名作と評価された実車と画像などを通じて輝かしい歴史を振り返るもので、エンツォのヴィジョンと現実を垣間見ることができる。1948年の166インターから始まり、1956年の250GT Tdf、今でも人気の高いディーノ246GT(しかもファーストカー)、そして最新モデルにもそうしたDNAが流れているということで、限定車のF12Tdfや812スーパーファスト、488ピスタなどが揃えられている。
フェラーリ・ミュージアムは度々こうした企画イベントを催しているが、今回もまたラインナップが魅力的だ。イタリアを旅する機会があれば是非とも訪れることをお勧めしたい。もしかしたら、これまで知り得なかった発見があるかもしれない。もちろん他にも歴代フォーミュラワンをはじめ、レーシングマシンなどの展示もあるだけに見応えは十分だ。
Ferrari 250GT 2+2
Ferrari 412
Ferrari 166 Inter Engine
Ferrari 290 MM
Ferrari 488 GTE & 290 MM
Ferrari 488 Pista
【公式サイト】
https://musei.ferrari.com/en/maranello
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Source: clicccar.comクリッカー