2018年10月3日にパリモーターショーで、CB650Rの原型と思われるコンセプトモデルを出品した以外は大きな動きのないホンダ。しかし、11月のミラノショーを前にして新情報が入ってきた。
CB-Rに続きCBR-Rもシリーズ化に向けたモデルチェンジを敢行
2018年型で下はCB125Rから上はCB1000Rまで一気に出そろったCB-Rシリーズは、全てNEO SPORTS CAFE CONCEPT(ネオ スポーツ カフェ コンセプト)のイメージで統一された新シリーズ。2019年は、それに加わる並列4気筒エンジンのCB650Rが、ミラノショーで正式発表される見込みとなっている。同時にCBR650FがCBR650Rとなり、従来のFコンセプトがRに生まれ変わりそうだというのは既報の通りだ。さらに、新情報では既存のCBR400R(欧州ではCBR500R)もモデルチェンジするとのことで、CBR-Rも共通イメージでシリーズ化される可能性が高まってきた。
具体的には、CBR400RはCBR250RRのようなシャープでエッジの効いたデザインになるだろうというのが有力な説。RはRRとは異なり、F系と同じツーリングにも対応する使い勝手の良さはキープされるようだが、外観についてはRRと共通イメージとなりそうだ。つまり、CBRというルックスを揃えた大きなファミリーがあって、用途でRとRRに分家するという製品構成に整えられるだろう。これは、カワサキNinja(ニンジャ)シリーズの無印とRに似た棲み分けとも言えそうだ。
大ヒットのNinja400に対抗! ’19年は400も熱い
2018年の国内400ccスポーツモデルは、性能もセールス面もフルモデルチェンジを果たしたニンジャ400の圧勝に終わりそうな気配だ。9月21日付けの二輪車新聞によると、2018年上半期のニンジャ400の販売台数は1749台で、従来この排気量帯では敵なしの状態が続いていたCB400SF/SBの倍近い数字を記録している。2019年型CBR400Rはこの流れを食い止めるべく、RRイメージの外観で対抗することになりそう。また、これまで好調なセールスを保ってきたYZF-R3も2019年型で倒立フォークやYZF-R色を強く打ち出したセンターダクト顔を採用してリニューアル。3社三つ巴の戦いで2019年は400㏄クラスに注目が集まりそうだ。
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「ヤングマシン’18年12月号の見所!」記事はこちらへ。
Source: WEBヤングマシン