金型などの製造業の技術開発や人材育成を手掛けるものづくりネットワーク沖縄(mdn、うるま市、金城盛順代表理事)は17日、12月から電気自動車の製造を始めると発表した。
ヤマハ発動機(静岡県)の子会社のヤマハモーターパワープロダクツ(同)と製造委託契約を締結。
県内企業4社とも協力して、初めてヤマハブランドで出荷する。
mdnは沖縄ヤマハ(那覇市)などから依頼を受け、8人乗りの電気自動車や、観光トロリーバスなどを開発してきた。
県内の観光施設に出荷しており、実績が認められた。
ヤマハブランドで製造するのは、7人乗りの「コンシェルジュ7」と4人乗りの「YG―M」。
2車種とも時速20キロ未満で公道も走れる電気自動車の「グリーンスローモビリティ」。1回4時間の充電で約40キロ走れる。
ヤマハが製造する車体やエンジンをベースに、mdnが作った金型を基にイメイド(うるま市)とカーマニュキュア(同)がボディーを成形し、アロウズ(同)が組み立てる。
沖縄コーテック工業(中城村)が塗装する。
当面は1カ月で4台ずつの生産を目指す。観光施設やホテルの需要を見込んでおり、沖縄ヤマハとグリーンサポート(那覇市)が販売する。
金城代表理事は「地域で作って、地域で使うとの考えで取り組んできた。生産を本格化させ、沖縄で作った自動車を普及させたい」と話した。
https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/331383
公開された「YG―M」(右)と「コンシェルジュ7」(左)。
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Source: 新型車情報局