10月20〜21日に大分県のオートポリスで開催中の「2018 AUTOBACS SUPER GT Round 7 AUTOPOLIS GT 300km RACE」。その予選が20日に開催されました。
GT300の予選でポールポジションを獲得したのは25号車HOPPY 86 MC。
予選Q1では赤旗中断により「アタックしきれなかった」と松井孝允選手が語るように、Q2進出ギリギリの13位となります。しかし、ギリギリとはいえここでQ2に進出できたのですからまさに粘り強さが重要となったことでしょう。
続くQ2では坪井翔選手が直前に10号車GAINER TANAX triple a GT-Rが出したコースレコードをすかさず打ち破る1分42秒498を叩き出しトップに浮上。最後までこのタイムを破るマシンが出ることなく予選が終了します。
最後の一台が予選チェッカーを受けるまでモニターの前から離れなかった土屋武士監督。その最後の一台がチェッカーを受けると急に顔がほころびQ2を担当した坪井選手を出迎えます。
チームにとっては2年連続のオートポリスでのポールポジション。JAF-GTやマザーシャーシ勢が強いとされるオートポリスでのSUPER GTの歴史に新たなシーンを書き加えました。
今回のオートポリス戦では予選1位から3位までをヨコハマタイヤ勢が占めており、決勝を占う上でも重要な要素のひとつといえるでしょう。その急先鋒となるのがHOPPY 86 MCなのではないでしょうか。
HOPPY 86 MCのレースクイーンのお二人も笑顔でポールポジションをアピールしています。
一方、GT500クラスのポールポジションはARTA NSX-GT。今回の予選では3位までがNSX GTというホンダ強しの展開。
Q1からコースレコードが更新されるなどホンダ勢の勢いが発揮され、Q2ではそれに即発されたかのようにTOM’Sの2台もコースレコードを叩き出すもARTAの勢いには及ばず。
ARTA NSX-GTのQ2を担当した野尻智紀選手はピットに戻るなりクルー全員から祝福を受けます。
ARTA NSX-GTにとっては鈴鹿戦以来今期2度目のポールポジション。そしてホンダ勢にとっては今期5度目のポールポジションとなり、いよいよホンダ強しの2018年というストーリーが出来上がりそうな雰囲気を醸し出しています。
(写真・文:松永和浩)
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Source: clicccar.comクリッカー