EV技術で世界のリーダーを目指す英政府は2017年7月、内燃機関で走る「ガソリン車」「ディーゼル車」の販売を2040年までに禁止する方針を打ち出しました。
さらに、今年5月には電気のみで走行可能な距離が50マイル(約80km)に届かないHV(ハイブリッド車)についても販売禁止対象に含める案を検討しているとの情報が伝えられるなど、各界から注目を集めることに。
そうしたなか、10月19日のロイター報道によると、英議会の委員会が温室効果ガスの排出削減に向け、販売禁止時期の前倒しを提言したそうです。
それによると、英議会ビジネス・エネルギー・産業戦略委員会のレイチェル・リーブス委員長が「我々が世界でEVのリーダーとなることに真剣に取り組むなら、政府はガソリン及びディーゼル車の販売禁止を8年前倒しして2032年から実施するべき」と主張。併せてEV導入に向けた奨励策が必要としています。
内燃機関車両の販売禁止は、元々英国で深刻化する大気汚染対策で打ち出された方針ですが、既にフランス、ノルウェー、インド、オランダ等も英国に追従する方向で動いている模様で、実際に販売禁止時期が前出しされた場合、10年以上先の話とはいえ、自動車業界に大きな波紋が広がることは間違い無さそうです。
(Avanti Yasunori・画像:TOYOTA)
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Source: clicccar.comクリッカー