2018年4月28日にオープンした道の駅【おおゆ】へ初訪問しました。北に十和田湖があり、ちょうど東北自動車道 十和田インターから十和田湖の発荷峠に続く国道103号線上にあります。
道の駅【おおゆ】には、物産館はもちろんオシャレなカフェレストランがあり、また芝生広場を眺めながら足湯でゆったり寛げます。
蔵書もある休憩スペースがあり、フリーWi-Fiも利用できます。館内はとっても綺麗で、インスタ映えしそう。
道の駅から徒歩で〝ゆっこ大橋〟を渡って約3分、建物が特徴的な【大湯温泉総合振興プラザこけし館】では物産品紹介コーナーや、縄文文化紹介コーナー、観光案内所、2階にはこけしコーナーがあり、なんと日帰り入浴もできます(16時まで)。
ちなみに大湯温泉街とは言うものの、いわゆる「温泉街」という雰囲気でもなく、至ってふつうの町並みです。日帰り入浴できる施設は何ヶ所もあるのですが、駐車場がなかったり狭かったりで、キャンピングカーにとってはちょっとツライ。とはいえ道の駅から徒歩での往復はもっとツライ。
ということで、道の駅の道向かいに建つ【ホテル鹿角】で日帰り入浴しました。入浴料600円で大小タオルつき、さすがホテルだけあってアメニティも充実。
「大湯温泉」は開湯800年、南部藩主の保養温泉地でもあったという歴史があります。ナトリウム塩化物泉の温泉は、切り傷や火傷、慢性皮膚病、虚弱児童、慢性婦人病などの効能があるといわれています。
道の駅から約2kmほど南西に、大湯環状列石という縄文時代後期(約4000年前)のストーンサークル遺跡があります。
【大湯ストーンサークル館】
住所:秋田県鹿角市十和田大湯字万座45
電話:0186-37-3822
営業:4月〜10月 9時〜18時(無休)/11月〜 3月 9時〜16時(月曜日休館。ただし、月曜日が祝日・休日の場合は翌日以降の平日) /年末年始(12月29日〜1月3日)休館
料金:大人 300円、子ども 100円
【大湯ストーンサークル館】では大湯環状列石から出土した土器などが数多く展示されていて、なかでも独創的な文様の土器が目立ちます。
環状列石(野外)は見学無料です。かなり広いのですが、昨年クマが出没したそうで電気柵で囲まれたところから外へは行けなくなっています。
万座環状列石。環状直径は46mで、現在発見されている中では日本最大のストーンサークルなのだそう。五本柱建物群は、電気柵の向こう側なので間近に見ることができませんでした。
道路を渡って、野中堂環状列石へ。遺跡が発見されたのは、昭和6年(1931)。遺跡が見つかる前からあった生活道路なので、こういうことになりました。
野中堂環状列石のやや左側には日時計状組石が立っています。この日時計中心部から環状列石の中心部を見た方向が、夏至の日に太陽が沈む方向になっているそうです。
2019年の夏至は、6月22日。できれば、その日に訪れてみたいものです。縄文時代の人々と同じ景色を見ているのかと思うと、身近に感じる事ができるかも知れませんね。
【大湯ストーンサークル館】では土器・土製品づくりやペンダントづくりもできますので、縄文時代に注目が集まってきている昨今、歴史に触れて体験してみてはいかがでしょうか。
(松本しう周己)
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Source: clicccar.comクリッカー