F1ファンにとってドライバーは、まるでハリウッドスターのような憧れの存在ですよね。最近では自身のSNSでプライベート写真を投稿するドライバーが多くなりましたが、「もっと詳しく知りたいなぁ」と思っているのは私だけじゃないはず!
そんな願いを叶えてくれるのが、9月6日(木)に発売された「F1速報イタリアGP号」です。
■F1ドライバーの休日
本誌の名物コーナー「F1ドライバーの休日」は、シーズン中、世界中を転戦しているF1ドライバーはつかの間の休日をどのように過ごしているのか、 そのプライベートを覗くことができちゃうドライバー好きにとってありがたーいコンテンツなんです。
13回目となる今回は、今シーズンウイリアムズからF1デビューを果たし3人目のロシア人ドライバーとなった、セルゲイ・シロトキンの登場です。
シロトキンのチームメイトは、フォース・インディアを買収しチーム存続危機を救ったカナダ人大富豪のローレンス・ストロールの息子、ランス・ストロールお坊ちゃま。どうしても彼のほうがインパクトが強くてシロトキンはあまり印象に残らないドライバーだったのですが(失礼)、このコンテンツを読んで「こういう人だったのか!」と新たな発見がたくさんありました。
その中でも特にびっくりしたのが、昨年モスクワにある自動車道路工科大学を卒業し、大学の学位を持つエンジニアだということ!
ウイリアムズのあるスタッフが「F1ドライバーの多くが感覚的であるのに対し、セルゲイはとても理論的でフィードバックの細かさに驚いた」と証言している通り、質問に対する回答が非常に論理的、たとえば起床時刻をたずねると、ほとんどのドライバーは休日の朝を思い出しながら時刻を教えてくれるのだそうですが、シロトキンは記憶ではなく計算によって答えを出すのだそうです。
「休日には少なくとも8時間は、睡眠時間を取るように心掛けているんだ。前日の夜にベッドに入るのが夜の11時だから、8時間後……ということは朝の7時だね」
この他にも「朝食にタマゴを5個食べる」「散歩は1日5時間」というびっくりエピソードがいっぱい! ちなみに、タマゴの食べ方が独特で面白いですよ(笑)。気になる方は、ぜひ本誌でチェックしてみてくださいね。
■王座奪還の“切り札”
多くのティフォシが見守るイタリアGPで優勝したのは、ポールシッターのキミ・ライコネンでもチャンピオン争いをしているセバスチャン・ベッテルでもなくフェラーリ最大のライバル、ルイス・ハミルトン。マシンの速さは上まわっているのに、戦況は劣勢…。やはり今年もチャンピオン獲得は厳しいのではないか、そんなことさえも頭をよぎってしまいました。
こちらのコンテンツではそんなフェラーリが今季ここまでマシンをどのように進化させ、この窮地をどう打破していこうと考えているのか、ドライバーやチームスタッフの話から徹底分析されています。
興味深かったのが2016年の7月に家庭の事情でマラネロを去ったジェームス・アリソンに代わり、チーフテクニカルオフィサーに昇格した、マッティア・ビノットの話。ビノットは「総合力が今のフェラーリの大きなアドバンテージだ」と説明しています。
「我々はひとつ屋根の下で車体と空力とパワーユニットを開発し、製造する唯一のチームだ(メルセデスは車体がブラックレー、パワーユニットがブリックスワース、ルノーは車体がエンストンでパワーユニットがビリーシャチオン)。F1で成功を収めるには、それぞれの部門がナンバーワンでなければならないが、それとともに大切なことは、各部門がいかに融合するかだ。私が技術部門のトップに立った時、大切にしたことは、マシンの性能を部門別に評価するのではなく、パッケージとして考えることだった。我々が速くなったのは、チームが正しい方向を向いて仕事をしているからだと思うよ」
またイタリアGPでハミルトンにドライバーズ・チャンピオンシップ30ポイントの差を広げられてしまった、ベッテルの心境も綴られていました。
「フェラーリが素晴らしいマシンを持っていることは、僕たちが一番分かっている。ここまでどのサーキットでも強かったから、今はそのマシンをドライブするのが楽しい。だから、プレッシャーはない。タイトルを争っているのはメルセデスだけど、僕が考えているのはフェラーリのことだけさ。ライバルを気にしたり、過去のフェラーリの栄光と比べるのは好きじゃない。だから、あまり考えすぎないように、これまでどおり自分たちの仕事に集中するだけさ」
そしてF1解説でお馴染みの森脇基恭さんが解説する「森脇基恭の〇と×」では、今回のフェラーリのミスは「速さに油断してしまった」ことにあると指摘しています。森脇さんが考える、フェラーリとメルセデスの大きなチーム力の差とは…?
詳しくは「F1速報イタリアGP号」でご確認ください!!
(yuri)
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Source: clicccar.comクリッカー