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【スズキ・ジムニー試乗】オフロード専用コースで確認できた新型の進化のポイントは?

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新型ジムニーのプレス向け試乗会では、オフロード専用コースでの試乗メニューも用意されていました。コースは、林道、モーグル、バンク、すり鉢といった起伏に富んだもの。

スイッチ式からレバー式に戻ったトランスファーを4Lに入れ、ヒルディセントコントロールをオンにするようという指示を受けて走り出します。

なお、トランスファーをレバー式に戻したのは、容易に操作できるスイッチ式よりも操作フィールを重視したためだそうで、パートタイム4WDを操作しているという実感は確かに味わえます。

ボディが大きくよじれるモーグルなどでも剛性感は驚くほど高く、安心してステアリングを握れます。足も良く動き、ゆったりとしたストローク感、そして路面を捉えて放さない感覚は、林道や雪道などを走行中に急に凹凸などに遭遇しても高い安心感が得られるはず。

さらに、路面の入力によりステアリングが取られる感覚に襲われるキックバックを低減させたステアリングダンパーの効果もオフロードコースでより実感できます。

ほかにも、一定速で下り坂をクリアできるヒルディセントコントロール、上り坂で一時的にブレーキを保持するヒルホールドコントロールの恩恵は、オフロード、オンロードを問わず確認できました。

なお、ジムニーは先代よりもアプローチアングルがマイナス4°となっていますが、これは、歩行者保護の脚部性能の確保、そして荷室長の確保によるもので、両者のバランスを取った結果だそう。

それでも41°も確保されていますし、ランプブレークオーバーアングルは28°で同等、デパーチャーアングルはプラス1°の51°もありますから、こうした専用コースでも難なくクリアできます。

ジムニーの美点である軽さ、前方、左右、後方の良好な視界、そしてボンネット先まで見渡せることで得られる視認性の高さは健在。

とくに、軽さと高い剛性感で悪路を走破する感覚は、とくに後者の進化を実感できました。日常使いから悪天候時、オフロードを走破する際まで、頼れる相棒になるのは間違いありません。

(文/塚田勝弘 写真/前田惠介)










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Source: clicccar.comクリッカー

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