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スズキの排出ガス抜き取り検査における不正事案、精神論では直らないと思う

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スズキ、マツダ、ヤマハ発動機における完成検査の排出ガス抜き取り検査における不正事案において、不正内容としてはトレースエラーといってモード走行通りに走れなかったのにエラー判定しなかったというものですが、その発生率が圧倒的に高かったのはスズキ。国土交通省の発表によると、マツダとヤマハ発動機はわずかなエラーを見逃したカタチになっておりますが、スズキのエラー率は半数近くと圧倒的に多いのでした。

スズキ、マツダ、ヤマハ発動機の3 社において、運転が測定モードに合わせられず失敗した測定(トレースエラー)を有効とした事案が判明。
(各社の台数)
・ヤマハ発動機 : H28. 1~H30. 7 の間の抜取検査   335 台中 7 台( 2.1%)。 
・マツダ    : H26.11~H30. 7 の間の抜取検査   1,875 台中 72 台( 3.8%)。 
・スズキ    : H24. 6~H30. 7 の間の抜取検査  12,819 台中 6,401 台(49.9%)

これだけのエラーを見逃すということは、検査方法や体制自体に問題があったと考えるのが自然だと思うのですが、スズキの見解は異なります。スズキの報告書(リンク先はpdf)によれば、原因として挙げられているのは規律の緩みといった精神論。

運転の技量やトレースエラーの判定の問題というよりは、検査の現場における規律の緩みが原因の一つにあったものと考えます

いやいや、ほぼ検査の半数に不正があったというのを規律の緩みで説明しようという段階で、しっかりと解決できるとは思えません。仮に法定よりも厳しい基準を課したとしても、そこに甘えて少々見逃しても大丈夫と考えてしまうのが人間であります。もちろん、スズキ全体で19名しか排ガス検査のスタッフがいないということですから、不正の理由を属人化したくなる気持ちも理解できますが…。それもあって、前回の不正事案に関するエントリでは排ガス検査の完全機械化によりヒューマンエラーを排することを提案してみたのですが、電動化が進むトレンドを考慮すると排ガス検査にリソースを注ぎタイミングではないのかもしれません(汗)

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精進します。
  
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Source: クルマのミライ

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