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【車中泊女子のキャンピングカー生活】ある新米キャンパーさんから聞いたサブバッテリーの話

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今春、退職したのを機に軽キャンパーを購入し、さっそく長期旅行に来ているという方と知り合いました。とあるお店で隣り合わせて、ご主人(知人)が「この人、キャンピングカーに住んでるんだよ」と紹介されたのがきっかけです。

聞けば、まだ数ヶ月しか経っていないのにサブバッテリーの調子が悪いと嘆いていました。

その軽キャンパーには小さなソーラーがついていますが、筆者の経験上50w程度では足りないと思われます。筆者のキャンピングカーも当初は50wのソーラー1機で105Aのサブバッテリー2個を充電していましたが、曇天や走行しない日などは蓄電量が足りず、テレビとパソコンくらいしか使用していなくても21〜22時には消灯していました。

現在はソーラーを増設していますから(70w 3機+85w 1機)晴れていれば充分な発電量があり、むしろサブバッテリー(105A 4個)を満充電にしてなお余るくらいです(過充電防止装置が付いているので、満充電になったら遮断されます)。

おそらく、その方も走行充電がメインではないでしょうか(前回も述べましたが、走行充電はメインバッテリー優先で、余ったらサブバッテリーを充電します)。関西から北海道まで、ほぼ毎日のように走っていますから充電量は充分でしょうが、サブバッテリーの収納場所が密閉されていて熱が逃げないうえ、床下にあるのでここ数日の猛暑でアスファルトからの照り返しも強く、熱さで参っている可能性があります。ファンはおろか空気孔がないというのは驚きました。

さらに、サブバッテリー1個に対して、2000wのインバーターを設置しているというのです。サブバッテリーのアンペア数は分からないとのことでしたが、もし105Aだとしても2000wのインバーターは大きすぎます。

筆者のキャンピングカーはサブバッテリー4個なのに、それでも「1000wのインバーターなんか必要ないんじゃないか」「電子レンジやドライヤーを使う時は発電機を回せばいい」とアドバイスされました。たとえ短時間でも、電子レンジや炊飯器、ドライヤーなどを使用すればサブバッテリーへの負担も大きいです。1000wともなればファンもついてますし、それ自体が電力を消費します。

おそらく、ふだん通りに近い生活をしていて、過放電してしまったのではないでしょうか。バッテリーは2年で取り替えるのが一般的とはいいますが、決して安いものではありませんし、多少の不便は感じたとしても、長持ちしてくれるよう大事に使った方がいいと筆者は思います。

およそ14年前、キャンピングカー生活をするため東京をあとに帰熊する筆者に、友人たちが壮行会を開いてくれました。

「餞別に何が欲しい?」
「ポット!」

ポット? 電気ケトル? そうです。電源がなければ、ただの魔法瓶。都度、ヤカンでお湯を沸かせばいいだけの話で、保温など無用。当時の筆者はキャンピングカーで生活するにあたっての知識が、まるでありませんでした。

そのポットは、実家でありがたく使わせていただいております。

(松本しう周己)

【関連リンク】

原因は「凡ミス」。サブバッテリーの残量がピンチになったのは…
https://clicccar.com/2018/04/24/582188/

もうすぐ丸5年になるサブバッテリー、そろそろ寿命のサイン?
https://clicccar.com/2018/08/07/616160/

キャンピングカーの電気・バッテリーを長持ちさせる秘訣とソーラーパネル使用時の注意点
https://clicccar.com/2018/04/23/579044/

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Source: clicccar.comクリッカー

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