AT免許の皆さん、こーんにちーはー! 毎日元気にDレンジへギヤをぶっこんでますかーー!? さて、そんな皆さんに質問です。MTの運転に対してどんなイメージがありますか?
「機械が変速してくれるのに、わざわざ自分で操作する理由が謎」「面倒くさそう」「操作する喜びがあるとか言われても理解不能」
うーん、確かにおっしゃる通りなんですが、でもMT運転に楽しさがあるのは事実だと記者は考えます。そこで今回、MTの良さとは何かを伝えるための実験をしました。
用意したのはMT仕様のスイフトスポーツと納豆2個。
納豆2個をそれぞれ「AT納豆」と「MT納豆」と名付けます。で、AT納豆はクルマの操作同様、手間をかけずにそのまま食べます。一方でMT納豆のほうはMTのように”ひと手間”かけてから食べます。といっても調理するわけではなく、かき混ぜるだけです。
具体的には、都内の5kmの道乗りをMTのスイスポで走って、その間のシフトチェンジ回数をカウント。帰ってきたらシフト回数だけかき混ぜてから食べるというもの。
つまり、同じ「食べる(走る)」という行為をするにあたり、「そのまま(ATでシフトチェンジせず)」食べるのか、「ひと手間かけて(MTでシフト操作して)」食すのかの違いで比較するわけです。というわけで早速走ってきまーす。
ここでインプレ。新型スイフトスポーツの1.4リッターターボは低速トルク盛り盛りで超乗りやすいっすー。
以上、史上最短の試乗記でした。
40分後、帰還。やや混みの都内はシフトチェンジ回数も多く、総数は227回でした。というわけで納豆を227回、ひたすらかき混ぜます。
1、2、3、4……(混ぜながら「これに何の意味があるのだ?」と自問2回)……226、227! できたー!! おお、納豆が思いっきり糸を引いて全体が白っぽくなりました。実験菓子『ねるねるねるね』の茶色版みたいな見た目です。
というわけで早速実食ですが、まずはAT納豆から。何もしていないので当然ですが豆はそれぞれがくっきり独立しています。ぱくり。……うまい。
記者は納豆をかき混ぜないで食べたのは始めてですが問題なく美味しいです。『おかめ納豆』3個パック88円、この性能を出してくるとは……さすがは定番商品。
続いてMT納豆に行きましょう。こちらは全体が白いマユで包まれているような状態になっています。
箸でつかんでも伸びる伸びる。さて実食……ん! ぜんぜん違う。まろやかで美味しくなった。きめ細かい味になってる。
……けど、AT納豆より格段に美味しいかと言われれば微妙。手を加えてないAT納豆でも十分いい感じですから。
というわけで実験結果の総括。AT納豆よりMT納豆のほうがきめ細かい味わいとなり、変化は出ました。確かにMT納豆が圧倒的に美味しいというわけでもないですが、227回もかきまぜたことで「自分がこの納豆の味に介入した」という満足感が得られたのは本当。
結論。ATもMTも客観的な結果に大差ないけど、MTはその動きの過程や、動きの後に来る満足感がちょっぴりプラスされる……以上、報告を終わります!
(文・動画/ウナ丼)
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Source: clicccar.comクリッカー