小さなポケバイをベースに往年の名車を再現する。ホンダ社内で行われる若手モデラー育成プロジェクト「模刻」のデキがあまりにも見事なのでWEBでもご紹介。パート⑥はNR500編の写真集です。
目次
ホンダの情熱と拘りが100%! 本当に究極だったNR
4ストWGP500マシンのNRで開発されたオーバルピストン+8バルブV4というメカニズムを採用し、520万円限定300台という形で92年に市販されたドリームマシン。ここでのモチーフは、’89東京モーターショーで発表されたそのプロトタイプ仕様となる。
部分的にカーボン素材の貼り込みを行い、特徴的なチタンコートスクリーンも再現。ドゥカティも真似をしたというシートカウルマフラーやサイドラジエターも見事に完コピされている。制作者の八重樫さんは、実は模刻制作が2台目であるということで、さすがに熟成を感じさせる仕上がりを見せる。
制作者コメント
八重樫裕郁さん 二輪R&Dセンター デザイン開発室 第3ブロック(※2016年2月取材当時)
オリジナル
(ヤングマシン紙面版Vol.521・2016年4月号掲載記事より 文:牧田哲朗/撮影:長谷川徹/撮影強力:本田技術研究所 二輪R&Dセンター)
Source: WEBヤングマシン