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メルセデス・ベンツ AMG GLC 4マチック 43クーペは、SUVクロスオーバーのカタチをしたスポーツカー!?

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「CクラスのSUV」であるメルセデス・ベンツ GLCをクーペスタイルにしたGLCクーペは、2017年2月に登場しました。

BMW X4がライバルとなるクーペとSUVのクロスオーバーで、ニッチなモデルであることは間違いないでしょう。普通のSUVでは満足できず、スタイリングに惚れた人が指名買いするような雰囲気があります。

高いボディ剛性感など、GLCの完成度の高さをそのまま受け継いでいるGLCクーペ。以前お伝えしたように、改良前のGクラスの試乗時に「メルセデスAMG GLC 4マチック 43クーペ(長い車名なので以下、GLC 43)」にも乗ることができました。

Gクラスと同じSUVとはいっても、強固なラダーフレームをもつGクラスとは異なり、応力外皮構造であるモノコックを採用するオンロード重視のGLCクーペ。915万円という価格の「GLC 43」は、3.OLのV6直噴ターボを搭載し、367ps/520Nmというアウトプットが与えられています。

トランスミッションは9Gトロニックと呼ばれる電子制御式9ATで、駆動方式は主流になっているオンデマンド式ではなく「前31:後49」という固定式の駆動配分になるフルタイム4WD。

足まわりはトレンドの電制ダンパーが採用されていて、AMGスポーツサスペンションはコーナリング時やブレーキング時に、固いスプリングレートに瞬時に切り替わることで、軽快なフットワークを提供するとしています。

主に街中と首都高速を中心に走らせましたが、AMGらしく予想どおり硬質な乗り味で、路面状況が悪いと揺すぶられるシーンもあります。最近では、ジャガーE-PACEの乗り心地の硬さに驚かされましたが、そのE-PACEよりは、もう少ししなやになっています。

強烈な加速は想像以上。2tに迫る重めの重量をまったく感じさせません。ピュアスポーツではなく、クロスオーバーSUVですから、強めに踏み込んでもたじろぐような出だしにはなりませんが、高速道路の速度上限内で走っている分には、準備運動程度というパワーの出方です。

これ以上踏み込むにはサーキットが必要になりそうです。本当に圧倒的な加速感がまだまだ続く感じ。また、高速道路でも法定速度内であれば車内は比較的静かで、再加速をするシーンで勇ましいサウンドが響いてきます。

なお、後席の居住性は身長171cmの筆者なら狭さを覚えることなく、ロングドライブも許容できそうで、普段は2人使いでも急なゲストが来ても十分に対応してくれます。

(文/写真 塚田勝弘)












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Source: clicccar.comクリッカー

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