筆者が初めて乗った1995年ごろには、すでにだいぶ現在に近い雰囲気になっていたが、当初の「Gクラス」はいかにも軍用由来であることを感じさせる、いたって質実剛健なクロスカントリー車だった。それがいつしか生みの親であるメルセデス自身が驚くほどの売れ行きを見せ、顧客のニーズに合わせて時間の経過とともにどんどん高級化し、高性能化していったのは周知のとおり。その後もたびたび生産中止がささやかれながら一向に人気が衰えることはなく、近年になってV12を積んだり6輪車を出したりと、ますます勢いを増していたほどだ。
Source: Car Watch