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ウェット路面でフォーミュラカーを走らせるのはほんとに大変。 ~両角岳彦のデータと観察で“読み解く”自動車競争【スーパーフォーミュラ2022年第7戦・モビリティリゾートもてぎ】

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■スーパーフォーミュラ・レースを見舞ってくるウエットコンディションへの対応を読み解く ●グリッドに落ちてきた雨 週末2連戦の1日目・土曜日、タイムスケジュールには「14時30分、フォーメーションラップ開始」と、今年のスーパーフォーミュラのレースでは毎回おなじみの文字が記されています。その前にはまず決勝レースに向けて車両状態を確かめる最後の機会、「8分間ウォームアップ」から、スターティンググリッドに向かって各車がピットを後にし、グリッドに付いたら色々とセレモニーがあって…という「スタート進行」のプログラム。それは予定どおりに始まり、進んでいました。 でも私も、そして各チームのスタッフも、その中で繰り返し空を見上げていたのは、「14~15時に雨」という天候予想と、西から近づく雨雲の観測データを見ていたから。 ここでその時の私の取材メモを再録してみます。 ============ 気温25℃ 路温36℃ 14時10分過ぎからはっきり雨が落ちてきて路面も濡れ始め、「WET宣言」が提示された。 でも各車それぞれに作業禁止となる(フォーメーションラップ開始)「3分前」まで待つか、というところでさら…
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