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ベンチレーテッドディスクのフィン形状にも改良の余地あり!

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フィンを分割すれば熱伝達率は上がるが、空気を取り込むポンプ性能は落ちるという
人とくるまのテクノロジー展2018横浜にて。アイシングループのブースで見かけたのが、ベンチレーテッドディスクのカットモデル。もちろん、出展元は同グループにおけるブレーキのスペシャリスト、アドヴィックスであります。
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ベンチレーテッドディスクの内側にあるフィンを分割、見えている部分だけで数えても長い(外側)の方が11個、短い(内側)方が9個となっていて、単純に分割しただけではなく、そこに意味があることは想像できるのですが、果たしてその狙いはというと……、フィン自体の熱交換率と、フィンが空気を取り込むポンプ性能のバランスの最適解を解析したのがこの形状だ! という展示。

フィンの熱交換性能については先端の表面積を増やすほうが有利なので、分割すればするほど放熱性能は上がる。しかし、フィンを分割すると空気を取り込む能力が落ちてしまう。だから、その最適バランスを見つけることが熱交換器としての性能アップにつながる、というお話であります。
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ブレーキディスクの設計というのは、熱交換器としての性能、軽さ、(熱による)変形、もちろんコストなど様々な要求性能を満たす必要があるので、各社独自のノウハウがあって「鉄の円盤」というイメージよりはずっと難しく、またサプライヤーごとに性能差があるという話を聞いたこともありますが、フィン形状ひとつをとっても、こうして相反する性能の最適解を検証しているのでありました。

そして、アフターパーツとして高性能ディスクと呼ばれる商品は多く出ていますが、このあたりまで考慮している製品がどれほどあるのかも気になったりする今日この頃です、ハイ。
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それにしても、人とくるまのテクノロジー展は毎回毎回おもしろい!
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精進します。
  
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Source: クルマのミライ

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