マツダのSUV・CX-3は、コンパクトなボディを持っていますが、実際に乗ってみると小ささを感じないゆったりしたドライビング姿勢が取れることが特徴です。
具体的には、シートに着座した際、前方に向けて足をまっすぐ投げ出した先にアクセルとブレーキペダルが設置されているのです。
窮屈でないことはもちろん、足をまっすぐストレートに伸ばせるというところがポイントです。
これ、簡単にできると思う方もいるかもしれませんが、設計上はちょっと難易度高めなんです。なぜかというとマツダの場合、良好な操作性を考慮してアクセルペダルが上から吊られる形ではなく、下に基点があるオルガンペダルを採用しているからです。
基点構造部分をしっかりと配置しつつ、右前輪ホイールハウスを回避してやるためには、気合を入れて足元スペースの構造を考えておかなければなりません。つまり、はっきりとした意思を持って真っ当なドライビング姿勢を構築したということです。
ちなみにこのマツダのドライビング姿勢に関する考え方は、大きなCX-8から小さなデミオまで変わりません。なので、ドライバーズシートに座るとどのクルマも等しく、操作がしやすい環境です。乗れば「あ、マツダっぽい」と思えるはずですよ。
(写真・動画・文/ウナ丼)
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Source: clicccar.comクリッカー