2018年4月14日(土)に東京・お台場特設会場で開催された「モータースポーツジャパン2018フェスティバル イン お台場」で、プロドライバーの運転するマシンの助手席に乗り、その凄さを体感させてもらいました!
まず最初に同乗させてもらったのは真っ赤なボディがかっこいいドリフトマシン、Team TOYOTIRES Drift WISTERIA 180SX。ドライバーは河野詩音選手です。
「よろしくお願いします!」と颯爽と車内に乗り込む予定が、事故による横転などから乗員スペースを保護するためのロールケージをまたぐのに一苦労(汗)。
足が短いからじゃなくて、乗り慣れていないからだ……と自分を励ましながら、なんとか乗車することができました。
500馬力もあるというこの180SX、一体どのようなパフォーマンスを見せてくれるのでしょうか。
フラッグが振られスタートした瞬間、身体がグンとシートに押しつけられるほどの加速力に、思わず絶叫!
でも叫んでばかりではいられません。河野選手のドライビングテクニックを拝みたいと思い必死に見てはみたものの、ドリフトするたび身体が左右に振られて視点が定まりません。
ドリフト競技は1台で走る単走と2台で行う追走があります。またレースと違い速さを競うのではなく、進入から立ち上がりにいたるまでの速度やタイミング、角度、飛距離、ラインなどの美しさが勝負の決め手となります。
隣に乗っているだけでも必死なのに、この状況でマシンを操っているなんて(しかも追走の時は相手も見ながら)もう神業としか思えません!
ブレブレではありますが…河野選手のステアリングさばきを動画に収めたので、ぜひご覧ください!
続いて同乗させてもらったのは、全日本ラリー選手権に参戦しているスズキ スイフトスポーツZC33S。ドライバーは西川真太郎選手です。
西川選手はモンスタースポーツ江戸川店のサポート選手として、トヨタ86で2017年東日本ラリー選手権BC-3クラスに参戦しチャンピオンを獲得。今シーズンよりステップアップし、スイフトスポーツZC33SでJN-4クラスに参戦します。
「ドリフトマシンほど派手な走りはできないので、ご了承くださいね」と控えめな西川選手。ということは、今度こそ叫ばずに落ち着いて走りを堪能できるかも! と余裕でいた私が間違っていました…。
スタートした瞬間、勢いよく加速しコーナーではタイヤを鳴らしながら攻めまくり! 車体の後方をすべらせながら方向転換をするドリフトマシンと違い、車体ごと方向転換をしているので身体にかかる負担はドリフトマシン以上に感じました。
ストレートでは物凄いスピードで直進し、さっきまで遠くに見えていた壁がまるで瞬間移動したかのように、あっという間に目の前に! 「ぶつかる、ぶつかる~!」と思っていたら、絶妙なタイミングでクルッと回転させます。
それにしても西川選手、最初と話が違うじゃないですかー! おかげでまたしても絶叫し、走行が終わる頃には喉が痛くなりました(笑)。
もちろん競技用に調整されてはいますが、普段街で見かけるスイフトと同じクルマとは思えない走りで、本当にびっくりしました。こちらも動画に収めたので、西川選手の激しい走りをとくとご覧ください!
自動車競技って見ているだけだとドライバーにかかる負担や、車内でどのようなことをしているか分からないですよね。でも今回2台のマシンに同乗させてもらい、ドライバーの凄さを改めて体感することができました。
見ているだけで目が回りそうなステアリングさばきは、惚れ惚れするほどかっこよかったです。
河野選手、西川選手、貴重な経験をさせて頂きありがとうございました。これからも頑張って下さい! 応援しています!!
(yuri)
あわせて読みたい
Source: clicccar.comクリッカー