「WRCの日本開催を!」の合言葉のもと、ラリーの普及に多大な貢献を果たしているTGRラリーチャレンジ。
私は今季ネッツ東京レーシングからラリー初参戦することになり、迎えたその初戦、東日本シリーズ長野・茅野大会(4月22日)は90台がエントリー。
とにかく私がこれまで経験して来たレースやドリフトとは、ルールや走りはもちろんのこと、大会の進め方なども全く違います。
特に大会を開催される地域に密着した盛り上がりはサーキット育ちの私には凄く新鮮でした。
それでも、私を見つけて「あっ、塚本奈々美だ」って言って頂ける方が多かったのが嬉しかったし、
開会式でモリゾー選手(豊田章男社長)に哀川翔さんと一緒にセルブリティ参加者としてご紹介頂き、感激しました!
こうして右も左もわからない私でしたが、過去6回ドライバーとしてダカールラリーに参戦した寺田昌弘選手にコドラとしてサポート頂き、何とか肩の力を抜いて走ることができました。
また、リエゾンで一度下見をしたコースを全開でアタックするために、コドラの指示を信じて駆け抜けるスタイルも新鮮で、コドラとの信頼関係の大切さを感じることが出来るなど、
新しいカテゴリーへのチャレンジにわくわくしてます。
今大会は60%がグラベルでしたが、初めて走るグラベルコースの今までに体験したことのないタイヤから伝わる路面の感触は、レースともドリフトとも大違い。
その扱いにかなり戸惑いつつも、これまで色んなカテゴリーで習得して来た運転の技術を駆使しつつ、試行錯誤しながら駆け抜けるのはとても楽しかったです。
今回は完走することを第一の目標として走り、結果はC3で7位という結果でしたが、次戦はあの頭文字Dの舞台となった群馬・渋川大会(6月24日)、さらに上位に食い込めるように頑張ると同時に、少しでも頭文字Dの聖地の盛り上げに貢献出来たらいいなと思ってます。
今季は東日本シリーズを中心に全6戦に出場する予定です。
(レーシングドライバー 塚本奈々美)
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Source: clicccar.comクリッカー