全国的に寒波に見舞われ、寒い寒いと毎日ちぢこまっていませんか。こんな寒い日には温泉が恋しくなりますよね。そんな訳で今日は、日本有数の炭酸泉・長湯温泉をご紹介します。
与謝野鉄幹・晶子、種田山頭火、北原白秋など多くの文人が湯治に訪れたこともある歴史ある温泉郷です。
芹川のほとりにある、長湯温泉のシンボル【ガニ湯】は完全に丸見えの天然露天風呂。源泉掛け流しで24時間入浴OK! もちろん混浴、開放感抜群です。脱衣所はあるものの、入浴には勇気が要ります。しかもかなりぬるいので、冬はさらなる覚悟が必要です。
【温泉療養文化館 御前湯】
住所:大分県竹田市直入町大字長湯7962-1
電話:0974-64-1400
長湯温泉郷の中でもっとも歴史ある温泉施設。宝永3年(1706)、この地を治めていた岡藩主・中川候の入湯宿泊所として、温泉を取り込んだ御茶屋が建設されました。その後、安永10年(1781)に新湯が作られ、現在の『御前湯』へと続いています。
露天風呂から芹川を眺めながらの入浴は最高。もちろん源泉掛け流し、飲用もできます! 家族風呂もあるので小さなお子様連れでも気兼ねなくのんびり入浴できますね。さらに朝風呂ファンには嬉しい朝6時から営業!
【ラムネ温泉館】
住所:大分県竹田市直入町大字長湯7676-2
電話:0974-75-2620
長湯温泉と言えば、ラムネ温泉(炭酸泉)であることが特徴。ラムネ温泉館には【二酸化炭素泉】と【炭酸水素塩泉】の2種類あります。ラムネ温泉は冷泉(32度前後)なので、じっくりゆっくり、文字通り〝長湯〟することによりポカポカと温まります。飲用可能。こちらも家族風呂完備です。
【茶房 川端家(かわばたや)】
住所:大分県竹田市直入町大字長湯7993-2
電話:0974-75-2272
ひなびた雰囲気の温泉郷をそぞろ歩きするのもまた楽しいものです。茶房 川端家は築90年以上の古民家を改装し、明治時代を彷彿とさせる和洋折衷な内装となっています。日本人としては、土足で上がっていいのかと気が退けてしまいそうです。名前の由来となった川端康成や与謝野鉄幹などの書を間近に見ることができるのも驚きです。
直入特産のほうれん草を使用した、ほうれん草蜂蜜ソフトクリームがおススメ。ほうれん草の青味などはまったくなく、また蜂蜜の甘ったるさもなく、ほどよくクリーミー。器もレトロな雰囲気で高級感があります。
【ガニ湯本舗 天風庵(てんぷうあん)】
住所:大分県竹田市直入町大字長湯7699-1
電話:0974-75-3055
素泊まりから長期滞在まで幅広く利用されている、外湯めぐりの湯治宿。2階が宿泊施設で1階はお食事処となっています。名物のエノハ(ヤマメ)の背越しを筆頭に、お刺身、塩焼き、唐揚げ、お茶漬け、そして珍しい骨酒(こつざけ)もあり、フルコースでヤマメを楽しめます。
大分県はスッポンやハモ、ウナギも有名ですし、大分名物とり天定食、長湯温泉名物ガニ湯うどんなどの名物メニューが揃っている人気のお店です。
【道の駅ながゆ温泉】
住所:大分県竹田市直入町大字長湯8043-1
電話:0974-75-2214
駐車:普通車 62台/大型 5台/身障者 3台
物産館【おんせん市場】併設。トイレ前の第1駐車場は10台程度と狭いので、第2駐車場がおススメ。長湯温泉郷の中にあるので観光にとても便利です。
【日本の名湯百選】大トリの100番目に認定された長湯温泉。温泉治療の第一人者・松尾博士をして「飲んで効き 長湯して利く 長湯のお湯は 心臓胃腸に血の薬」と讃えられ、飲泉すれば慢性胃炎や便秘症、肝臓病、糖尿病、痛風などに効き、入浴すれば疲労回復や皮膚病、関節リウマチ、神経痛などに効果があるといわれています。立ち寄り温泉は20ヶ所以上! ぜひ体感してみてください。
(松本しう周己)
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Source: clicccar.comクリッカー