先日、楽しく夕食を終えてキャンピングカーに戻り電気を点けたら……点かない。正しくは点いてるんだけど、点いていないかのようにうっす〜ら(LEDです)。嫌な予感がしてサブバッテリーの残量をチェックしたところ「1(4段階しかない)」! 突然の出来事にプチパニック…。
サブバッテリーについての記事を書いたばかりという、このタイミングでのアクシデント。前回の記事でも述べた通り、我が家のサブバッテリーにはソーラー・走行・発電機から充電できるようになっており、ほぼ毎日、満充電にしています。取り替えて5年目ですが、何の問題もなく順調に使用していました。
サブバッテリーが使えないということは、電気が使えないということです。
車内の照明はもちろん、水道ポンプも電動ステップもオフ。それから、冷蔵庫もLPガスで冷やしているとはいえ電気をわずかながら消費しています。
そう言えば前夜、冷蔵庫が「カチカチカチカチ…」と点火を繰り返していて「あぁガスがなくなったんだな」と判ったのですが、床に就いた後だったので「朝になったらガスを交換しよう」と、いったん冷蔵庫の電源を切っていました。そして朝、ガスを交換して再びスイッチを入れたのですが…、それをふと思い出して、スイッチランプを見てみたら【DC(12V)】になっていたのです。
つまり、夜中、冷蔵庫の電源を切る際に暗くてよく分からず、隣のスイッチも押してしまっていたのでした。
我が家の冷蔵庫は一人暮らし用並みの大きさなので12V(サブバッテリー)で稼動させるには電力不足です。常に走行充電している場合や快調にソーラー発電できる日中ならまだしも、停車中、陽が落ちてしまうとサブバッテリーの蓄電だけではあっという間に消費してしまいます。これが原因で、サブバッテリーの残量が虫の息だったのです。
すぐにスイッチをガスに切り替えたものの、前回の記事が頭をよぎりました。「もちろん過放電はもっともバッテリーを疲弊させます」。
陽が傾いてソーラー発電量が下がってから夕食を終えるまでの3時間くらい、サブバッテリーだけで冷蔵庫を稼動させていたことになります。このDometic(冷蔵庫)の消費電力がどれくらいなのかが不明で、しかもつい数ヶ月前にバッテリーチェッカーを「あまり使わないから」と人に譲ってしまったため正確なバッテリー残量が計れなかったのが心残りです。
過放電でバッテリーが不能になってしまっていたらどうしようかと不安な夜を過ごしましたが、翌朝にはソーラーにより充電しはじめ、走行充電もしたのでいつもの通り満充電に。あとは普段通りに使用して、バッテリー残量の減り方をチェックしていたのですが、早々に半減するということもなく、復活してくれました。さすがディープサイクル。しかし、しばらくは酷使するのは禁止です。
おまけ、キャンピングカーの先輩からプレゼントしていただいたソーラー充電式のライト。ソーラー&バッテリーを外せるので、陽の当たるところに移動させるのが容易です。「停電」になったときの強い味方です。
(松本しう周己)
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Source: clicccar.comクリッカー