スズキは14日、ワゴンタイプの新型軽乗用車「スペーシア」を東京都内で発表した。
軽初となる先進の安全技術を複数搭載したほか、室内空間を広げて利便性を向上。発進時にモーターのみで走行できる簡易ハイブリッドエンジンを標準装備し、燃費はガソリン1リットル当たり30キロを達成した。新型は安全面の充実が図られた。バックの際に4つの超音波センサーが後方にある障害物を検知して衝突被害を回避、軽減するブレーキ機能、フロントガラスに速度や道路標識などを表示するヘッドアップディスプレイ、車両の周囲を360度にわたって確認できる機能を軽乗用車として初めて搭載した。
室内は、先代よりも35ミリ高くなり、居住性が向上。両側に自動スライドドアを採用した後席は、開口部を広げ、乗降性も高めた。
駆動用モーターは、時速10キロ以下で最長10秒間クリープ走行ができ、回生エネルギーを効率良く充電。エンジン始動後も30秒間走行を補助するなどして低燃費を実現した。
価格は、133万3800~158万9760円。高級仕様の「スペーシア カスタム」は、157万6800~190万8360円(消費税込み)。販売目標は、両モデル合計で月間1万2000台。
時事通信社/JIJIPRESS
Source: 新車速報 Car Drive