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地元・九州で6年ぶりの兄弟ドリフト対決! 正反対ともいえる二人の心境は?【D1GP】

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4年ぶりに九州で行われたD1GP第3戦オートポリス。準決勝で約6年ぶりに末永兄弟の公式戦での対戦が実現しました。

説明しておきましょう。D1GPに兄弟で(ただし別のチームから)参戦しているのがこの末永直登(兄)、末永正雄(弟)の二人です。二人とも複数回の優勝経験があるというトップドライバーです。おそらく世界一のドリフト兄弟でしょう。

1学年ちがいと年齢も近く、ドリフトを始めたのもほとんど同時だそうですが、D1GPには弟の正雄選手のほうが先に出ていました。兄の直登選手は仕事の関係でなかなか出られなかったんですね。兄の直登選手は転職してエビスサーキットに勤めるようになってからD1GPに本格参戦するようになりました。

兄の直登選手のマシンはオレンジ色のシルビア(S15)です。第3戦で2位に入りました。

弟の正雄選手のマシンは白と青のGT-Rです。第2戦では3位に入っています。

この二人、出身は鹿児島です。弟はいまでも鹿児島在住。兄は福島県在住です。地元は九州なので、オートポリスには友達や家族が見に来るわけです。今回も親は来なかったそうですが妹家族は観に来ていたとか。

末永兄弟の公式戦での対決は過去に5回ありますが九州での対戦は初めて。それも決勝進出をかけた大舞台。まさに地元で雌雄を決することになったのであります。この二人の心境もやっぱり特別なものだったんでしょうか?

兄の直登選手は「今回は妹夫婦が観に来てたんで、いいところを見せなきゃな、とは思ってました。甥っ子がクルマ大好きなんで。まぁマサオには勝ちたいですよね。だからガチで行ったんですけど、あの対戦のせいでタイヤを摩耗させてしまって決勝でタイヤがなかったというのが決勝の敗因のひとつでもあるんで……」と苦笑い。

いっぽうで弟の正雄選手は「いや特に意識はしなかったです。だれだろうと、今回のラウンドをきっちりとりたいと思って走ってただけです」とクールな返答。

また、対戦の前や後でなにか言葉を交わしたのかと聞くと「ないですね。走ったあとに裏のストレートで『(勝ったのは)どっちだ?』みたいなアイコンタクトしたりはしましたけど、それだけですね」(正雄選手)とのこと。

そう。じつはこのふたり、D1会場でもあまり話しているところを見ないんですね。じゃあプライベートでは連絡をとったりしているのかと聞くと「まったくないですね。D1会場で顔を合わせるっていうくらいですね」と正雄選手。しかし、直登選手によれば「マサオの情報は妹から入ってきます」。どうも鹿児島にいる妹さんとは、ふたりとも連絡をとっているようですね。でも直登選手と正雄選手のふたりは直接の交流はほとんどないようです。

いや、昔はもっとこのふたりが会話しているところも見た気がするんですけどね。なんか、対戦するたびに仲が悪くなっていくような……。

過去の対戦でも接触があったり、弟がムキになって(?)自滅したり。なんかD1GPが原因でふたりが疎遠になっていっているような気もします。

とはいえ、こんな舞台で兄弟で走れることをどう思うか聞いてみると「これだけのすごい大会で、僕も兄も走らせてもらえているっていうことは、ありがたいことですよね」(正雄選手)とのこと。

ま、チームのこともありますし、当人同士はあくまでもひとつの勝負と考えて走っているようですが、観ている側としてはやっぱり興味を持ちますよね。このふたりの対決はこれからもあるでしょうから、やっぱり楽しみです。

さて、このD1GP第3戦オートポリス。単走決勝では前戦につづいて川畑選手が優勝しました。追走では弟の正雄選手を倒した直登選手が決勝に進出しましたが、横井選手に敗れ、横井選手が優勝となりました。

中央が横井選手。左が川畑選手。そして、右が末永直登選手です。なお、このラウンドの結果、末永兄弟はふたりともシードに入り、直登選手がランキング5位、正雄選手が同7位のポジションで第4戦に臨みます。

(まめ蔵・写真提供:サンプロス)

【関連リンク】

ビデオオプションの情報は公式サイト(http://www.d1gp.co.jp)へ。また、D1グランプリの詳しい情報は、D1公式サイト(www.v-opt.co.jp)まで。D1GPのアーカイブ動画は、YouTubeのD1GP MOVIE CHANNEL(https://www.youtube.com/user/d1gpwebsite)でもご覧になれます。

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Source: clicccar.comクリッカー

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