2018年4月18日(水)、ベルサール秋葉原で「パイオニア 2018年カロッツェリア新商品発表会」が行われました。
「これまで培った全ての技術のノウハウを惜しみなくつぎ込み、音質のさらなる磨きをかけまして、エンターテイメントの幅をより一層広げたサイバーナビを今回誕生させることとなりました。感動と楽しさ、そして便利さを感じてもらえると自負しております」
とパイオニア販売株式会社代表取締役社長 蒲生宣親氏が自信を持って紹介した新商品、カロッツェリア「サイバーナビ」は大きな進化を遂げていました。
新機能「MapFanコネクト」は、iphone/スマートフォン用アプリケーション「MapFanAssist」(無料)やウェブサイト「MapFan」とサーバー経由で接続し、スマートフォンやPC上で登録した場所、目的地やドライブプランをサイバーナビで受け取ることができます。
登録した情報は、ナビ起動時に画面上に通知されるので忘れる心配もありません。
パイオニア株式会社市販事業部事業企画部市販企画部マルチメディア企画1課 内田有喜氏は
「TVや仲間との会話で『ここに行ってみたい!』と思っても、いざ出かける時になると忘れてしまうことが多いですが、その瞬間にこの「MapFanコネクト」を使い登録すれば、忘れることもありませんし行動範囲も広がると思います」
と「MapFanコネクト」の利便性を語りました。
またLINEとも連携し、LINEのトーク画面からも気になる場所や目的地を登録することができるとのことです。
「クルマの中に入って初めて使うカーナビにしたくなかった」という開発者達の想いが込められたカロッツェリア「サイバーナビ」は、より快適なコネクテッドカーライフを実現してくれそうです。
そして創業より培ってきた高度な高音質技術と開発思想、最高品位の高音質パーツを採用したハイエンドオーディオ カーナビゲーション“サイバーナビXシリーズ”「AVIC-CZ902XS」(248,000円/税別)を新たに導入することも発表しました。
Xシリーズでは、国内市販AV一体型カーナビゲーションとして初めて銅メッキシャシーを採用。製品の側面と背面だけでなく、内部の中間シャシーにも銅メッキを使用することでカーナビ基版とオーディオ基板の間のノイズを徹底的に遮断したとのことです。
製作する上で特にこだわったのが、銅メッキビスの使い方。製品の左側にはオーディオの重要なパーツが集まっており、右側側面へ集中的に銅メッキビスを使用しオーディオブロックへ回り込まないようにノイズの流れをコントロールしているのだそうです。
これだけでもパイオニアのこだわりを感じますが、びっくりしたのが本体の熱を逃がすファン固定用ネジの話でした。
「通常の902シリーズはネジを2本にしてもその差はほぼ確認できないので、1本しか使っておりません。でもXシリーズは細部まで徹底的に作り込むことにこだわり、2本にすることで騒音や振動がもたらす音への影響を徹底的に制御しました。このネジ1本の効果さえも聞き分けることができるレベルにまで達しています」
このように細部に至る高音質設計で、徹夜で何度も何度も作り直し完成したというXシリーズ。
「パイオニアの音に対するこだわりを届けたい、サイバーナビの音を象徴するモデルを作りたい」という技術者の渾身の想いを感じられる製品です。
さらにこのサイバーナビXシリーズ「AVIC-CZ902XS」に、厳選された専用品やシリアルナンバープレートなどの特典を同梱した80周年記念モデル「AVIC-CZ902XS-80」(248,000円/税別)が発売されることも発表しました。
こちらは「パイオニア カロッツェリアeショップ」での80台限定販売で、受注開始は2018年5月23日(水)10:00を予定。購入者には、カロッツェリアを象徴する青のラインが入った80周年スペシャルボックスに梱包して届けられるそうです。
この他にも、ハイレゾ音域再生が可能になったカスタムフィットスピーカーや暗闇の中でも撮影できる高感度ドライブレコーダー、ハイビジョン大画面11.6V型のフリップダウンモニターの最新作も発表されました。
今回発表された商品はいずれも6月に発売予定とのことです。
(yuri)
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Source: clicccar.comクリッカー