就職や転勤などによって始まる新生活。新しい人生の一歩を踏み出すタイミングにパートナーであるクルマもリフレッシュすれば気分も一新するはず。
そこで気分一新にちなんで、最近、登場したばかりの新型車や世代交代のフルモデルチェンジ、そして商品力をアップさせたマイナーチェンジを行った最新モデルを5台紹介します。
■スズキ・クロスビー
2017年12月に発売したスズキ・クロスビーは、使いやすくて広い室内空間が特徴のハイトワゴンとSUVの楽しさを融合させたクロスオーバーモデルです。
軽量化と高剛性を両立させた新プラットフォームを採用。パワートレインは1L直3直噴ターボエンジンにモーター機能付き発電機を組み合わせたマイルドハイブリッドを搭載。組み合わされるミッションは6 速ATで、JC08モード燃費は20.6~22.0km/Lを実現しています。
駆動方式はFFと4WDを設定し、4WDシステムはスポーツモードとスノーモードの2つのモードを追加した本格派です。安全装備は単眼カメラと赤外線レーザーレーダーを組み合わせたデュアルセンサーブレーキサポートをはじめ、ヘッドライトのハイとロービームを自動的に切り替えるハイビームアシスト。リアバンパーに内蔵した超音波センサーで、後方の障害物を検知する「後退時ブレーキサポート」を採用しています。
ラゲッジスペースに汚れに強い素材を採用するなど防汚性に優れアクティブなシーンで活躍するクロスビーの車両本体価格は176万5800円~214万5960円です。
■ホンダ・ヴェゼル
ホンダ・ヴェゼルは2013年12月に登場したコンパクトSUV。SUVの力強さ、クーペのあでやかさ、ミニバン並の使い勝手などを癒合し、発売開始から4年で累計31.1万台を販売したヒットモデルです。
人気車種のヴェゼルは2018年2月にマイナーチェンジを行い、商品力を向上させています。今回のマイナーチェンジでは、外装のデザイン変更をはじめ、インテリアの質感向上とオーディオのスマートホンとの連携強化。ハイブリッドシステム「スポーツハイブリッドi-DCD」にチューニングを施し、よりスムーズな加速性能の実現。そして先進の運転支援システム「ホンダセンシング」を全モデルに標準装備したことです。
制御が変更されたハイブリッド車に試乗しましたが、加速フィールがより滑らかになったことに加えて、ボディに追加された制振材によって、走行時の静粛性が向上しています。コンパクトSUVの中で高い走行性能と安全性能を両立したヴェゼルの車両本体価格は207万5000円~292万6000円となっています。
■三菱・エクリプスクロス
2018年3月1日にから販売開始した三菱・エクリプスクロスは、三菱自動車が久しぶりにリリースした新型車です。エクリプスクロスはスタイリッシュなクーペフォルムとダイナミックなSUVの機動力を融合させたコンパクトクーペSUVです。
搭載するエンジンは最高出力110kW(150ps)、最大トルク240Nmを発生する1.5L直4直噴ターボで、組み合わされるミッションは8速のスポーツモード付きのCVTです。駆動方式はFFと4WDを用意し、JC08モード燃費は14.0~15.0km/Lを実現しています。
4WDシステムはランエボ譲りの車両運動統合制御システム「S-AWC」を採用し、高い走行性能を発揮します。安全装備は衝突被害軽減ブレーキをはじめとしたイーアシストと呼ばれる先進安全装備を標準装備。加えて、上級グレードにはレーダークルーズコントロールシステムを標準装備したエクリプスクロスの車両本体価格は253万2600円~309万5280円です。
■日産・セレナe-POWER
ファミリーカーと定番となったミニバンで最も熾烈な販売競争が繰り広げられているのがミドルクラスです。そのミドルクラスミニバンの主力モデルである日産・セレナに待望のシリーズハイブリッドモデル、e-POWERが2018年2月に追加されました。
セレナe-POWERは1.2Lガソリンエンジンを発電機として使用し、モーターを駆動させて走行します。すでにノートに採用されているe-POWERですが、このパワーユニットの採用によりノートは新車販売台数No.1になるなど高い支持を得ています。
セレナに搭載されているe-POWERは車両重量の重いミニバン用にチューニングが施され、エンジン&モーター出力の向上。バッテリー容量の拡大などが施されています。その結果エンジンが掛からないマナーモードや強制的に発電させるチャージモードを追加するだけでなく、JC08モード燃費で26.2km/Lという優れた燃費性能を実現しています。
ただプロパイロットをはじめとした先進の運転支援システムは上級グレードのみにオプション設定されている点はやや不満なところです。セレナe-POWERの車両本体価格は296万8920円~340万4160円です。
■フォルクスワーゲン・ポロ
1975年に欧州で初代モデルが発売されて以降、1400万台が生産され世界的なベストセラーカーとなっているのがVW・ポロです。そのポロが2018年3月20日に8年振りにフルモデルチェンジを行い、6代目へと進化しました。
新型ポロは「クラスを超えた新しいベンチマーク」を目指して、MQBモジュールを採用。ボディが3ナンバーサイズとなったことで室内空間、特にリアシートの居住性と乗降性が向上。またラゲージルームも351Lへと拡大するなど実用性も向上させています。
搭載されるエンジンは最高出力70kW(95ps)、最大トルク175Nmを発生する1L直3ターボ。組み合わされるミッションは7速DSGで、JC08モード燃費は19.1km/Lを実現しています。
MQBモジュールを採用した新型ポロは、上級車に匹敵する先進の運転支援システムを搭載。上級グレードのハイラインは高速道路で活躍するアダプティブクルーズコントロールも標準装備しています。ポロの車両本体価格は209万8000円~265万円となっています。
(萩原文博)
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Source: clicccar.comクリッカー