フォード?
フォードねえ……
ヨーロッパ・フォードというと、
その昔日本に入っていた
モンデオやフォーカスに
ちょっと乗ったことはありますが、
特に印象に残っておらず、
無味無臭というか……
ハッキリ言って
興味が沸かないのであります。
しかし、
食わず嫌いは良くない。
もしかしたら、
いいクルマかもしれない。
弊社では、
お客様にオススメするクルマは、
海外出張の際、
自分たちで実際に乗って
確かめています。
そこで今回は、
ジュネーブモーターショーを訪れた際、
フォード・グランド・トルネオ・コネクト
1.5TDCiタイタニウム
のレンタカーを借りて、
ヨーロッパを約2800km
走ってみたのであります!
トルネオ・コネクトは、
スライドドア付き商用車である
トランジット・コネクトの
乗用仕様。
グランド・トルネオ・コネクトは、
全長4818mmという
ロングホイールベースの7人乗り。
フォルクスワーゲン・キャディ・マキシ
ルノー・グラン・カングー
シトロエン・ベルランゴ(XL)
あたりがライバルでしょうか。
しかし、
これらの車種と違うのは、
サードシートが、
シトロエン・グランドC4ピカソ
などと同様、
床下への折り畳み式となっています。
そのため、
背もたれ、座面共に
薄い作りではありますが、
3列目の床が高いこともあり、
体育座りにならず、
なかなか快適。
しかし、
シート表皮が、
ナイロンのリュックサックみたいで、
肌触りは良くありません。
助手席の座面前後長も短く、
座りが悪いのですが、
ここはジュネーブショーに展示されていた
最新型ではシート全体で改良されていました。
座り心地も硬からず柔らからず。
ただ、長距離を走った結果、
それほど疲れませんでした。
商用車らしくストロークの短い
サスペンションの乗り心地も、
硬いゴムの上に乗っているという感じで、
カングー以上キャディ未満といった硬さで、
悪くありません。
結果、
いい意味で中庸な
なかなかいいクルマじゃん、
と感じた次第なのですが、
あとは値段次第でしょうか?
次回は、
いっしょに旅した
もうひとりのドライバーにも
動力性能や操縦安定性など、
感想を聞いてみたいと思います。
Source: クルマを諦めきれないブログ