Uberのアクシデントを後付で批判することはナンセンス
山本晋也 【Yamamotosinya】@Ysplanning
【閲覧注意】Uberの自動運転実験車が起こした事故のオンボード映像。これは自分が運転していても避けられないなあ。問題は街路樹によって生まれた街灯の陰だね WATCH: Video of Self-Driving Uber Acci… https://t.co/tobPEuxvLI
ボルボを使ったUberの自動運転実験車が公道テスト中に死亡事故を起こしたという報道は各所で話題となっているよう。まずは、亡くなってしまった方に祈りをささげるべきでしょう。黙祷。
山本晋也 【Yamamotosinya】@Ysplanning
この事故に関する原稿を書いたけれど、ともかく死亡事故だから表現が難しい。 Uber halts self-driving operations after car kills Arizona pedestrian… https://t.co/zLgOKZ0CFB
さて、この事故で注目すべきは、そうそうにオンボード映像が公開されたこと。後付でハイビームにしておけば……という指摘が出るのもわかりますが、前方にテールライトが確認できるので、ハイビームにするというのは現実的ではなく、おそらくマニュアル運転であっても避けられないだろうな、というのは映像からの第一印象でありました。
もしかすると日常的に、こうした横断者がいるのかもしれませんが、この映像で見る限りは、時速40マイルという報道されている速度も適切でありましょう。しかも、これだけ真っ暗だと歩行者を認識できないでしょうから、当然ながらアイコンタクトも不可能で、ドライバーとしては「暗闇から突然あらわれた」という認識しかできないのでは? なぜ、この状況でクルマが来ているのをわかっているであろう歩行者が渡ったのか不明。もちろん、歩行者からはクルマが確認できるわけですが、接近速度を考えて渡れると判断したのかどうか……。その点に着目すると、制限速度を守る自動運転車は周囲との比較でゆっくりと走っているように見える、というリスクがあるのかもしれません。
もうひとつ、ドライバー(監視オペレーター)についても前を見ていないという指摘がありますが、制御モニターを見ている様子ですから、けっして寝ていたわけでも、別のことに気を取られていたわけでもないであろうというのが個人的な印象。何れにせよ、これだけ暗い条件では、ミリ波レーダーやLIDARは有効でもカメラは無効に近いはずで、フルフルのモードと比べるとセンシング能力が不足している状態では、現時点ではこのあたりに限界があるのかもしれません。
それにしても、ハイビームにしていれば、という条件を除くと、このシチュエーションにおいて「人間が運転していれば避けられた」という主張には違和感を覚えるのです、正直なところ。もちろん、映像よりも明るく見えていたとすれば、話は変わってくるところですが……。
山本晋也 【Yamamotosinya】@Ysplanning
Uberの自動運転実験車がアメリカで死亡事故を起こして未来は変わるか?(carview!) – 【自動車業界ニュース】 – carview! – 自動車 https://t.co/QtpBzQx2pj
@Ysplanning 変な道路設計で横断歩道は無いのに中央分離帯に歩道みたいな物があるようです(歩行者禁止の標識あり)
https://t.co/Bh0OypVq8Y
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精進します。
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Source: クルマのミライ