※2018年1月末にクローズしたcarview!個人というサービスがあります。そこに過去寄稿した記事を再掲載いたします。原文ママなので掲載時とは多少異なる箇所があるほか、名称なども掲載当時のママとなっておりますので、ご留意いただきますようお願い申し上げます。
レヴォーグに新設定された新しい名前は他モデルにも展開する?
富士重工業が2017年4月1日よりSUBARUヘと社名変更することが株主総会で議決された翌日、SUBARUの近未来を感じさせるクルマに乗ることができた。それが同社のスポーツツアラー「レヴォーグ」に新設定された『STI Sport』である。
この新グレードのプロフィールを手短に言えば、富士重工業の生産ラインで作られるSTIの手掛けたパーツを装着したカタログモデルとなる。つまり、限定生産ではない。その内容はエンジンには手を入れず、標準装備のビルシュタインとは異なるサスペンションを与えるなどしてシャシー性能を高めているというものだ。具体的には、専用設計されたビルシュタインのダンパーとSTIのイメージカラーであるチェリーレッドのコイルスプリングと、ステアリングギアボックスの取り付け剛性を高めるクランプスティフナーが与えられた。ちなみに、このスプリングの塗装は専用に開発されたという。
そのほか内外装も専用仕立てになっている。とくに内装はボルドー&ブラックの2トーンとなり、STIという言葉から想像するハードなチューンドカーというイメージとは異なる。メーカーが「最上級グレード」と言うように、これまでのSTIブランドがスポーツ性をメインに主張していたしてのとは異なり、モータースポーツ(とくに市販車をベースとしたカテゴリーにおける)STIの知見を活かしたグレードという位置づけだ。
インプレッションは様々なメディアや著名ジャーナリストによって記されていくだろうが、いわゆるガチガチのスポーティではなく、むしろフラットライドが印象に残る。フワフワとしているわけではないのに乗り心地がいい。たとえるなら、鍛え上げたふくらはぎの筋肉によりしっかと支え、姿勢を乱さないといったイメージだろうか。
そして、この「STI Sport」というブランドは、レヴォーグにとどまらず幅広く展開していく予定ということを、開発陣との交流によって知ることができた。量産車ではあるが、通常の量産車開発では採用しづらい高コストなパーツを使うことで、主にシャシー性能の強化を行なう上級グレードとして位置づけられるのか、それとも車種によってはパワートレインに手を入れることになるのか、その可能性は不明だが。ともかくSTI Sportという名前は、新世代プラットフォームも展開予定のスバルにおいては重要なキーとなりそうだ。
ちなみに、STI Sportの開発における、STI(スバルテクニカインターナショナル)社のビジネスモデルは2本柱。ひとつは開発受託によるもので、もう一つは販売台数による支払い。つまり、STI Sportが売れるほど、STI社に入る金額も増え、それがモータースポーツ活動などに使われ、同社に知見が蓄積されるという好循環を期待したい。
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精進します。
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Source: クルマのミライ