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レース中、一番心配なことは? ネッツトヨタ東京からヴィッツレースに参戦する「長野オリンピック金メダリスト」清水宏保選手にインタビュー!

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2018年3月1日(木)、ネッツトヨタ東京株式会社(以下ネッツ東京)がGR Garage東京若林店で2018年モータースポーツ活動を発表しました。

本格的にモータースポーツ活動に取り組み始めてから5年が経過し、モータースポーツ活動のノウハウを蓄積してきたネッツ東京は、今年も「ネッツ東京レーシング」としてTOYOTA GAZOO Racing Netz Cup Vitzレース(以下ヴィッツレース)やTOYOTA GAZOO Racing 86/BRZ Race(以下86レース)、TOYOTA GAZOO Racingラリーチャレンジ(以下ラリー)に参戦します。

TOYOTA86「86Racing」とSUBARU BRZ「RA Racing」だけで争うワンメイクレース「86レース」には、プロフェッショナルクラスに脇阪寿一選手、クラブマンクラスに社員ドライバーの水谷大介選手が参戦。「86レース」は脇阪選手のような国内の有名プロドライバーが多数参戦し、今一番アツいワンメイクレースとして盛り上がりを見せています。

今年で3年目の参戦となる脇阪選手は、ネッツ東京の取り組みについて以下のようにコメントしました。

「まず参加型のモータースポーツ、86レースに参加できることに感謝したいと思います。普段からモータスポーツをメジャースポーツにするには自分が何をすべきかを考えているんですけれども、ネッツ東京のように販売店がモータースポーツ活動をするという輪が広がってきていることに喜びを感じています。この参加型モータースポーツに取り組んでいる趣旨は、人材育成がもの凄く大きなウエイトをしめています。レースの楽しさ、素晴らしさ、そして厳しさを社員の方々一人一人が我々と共に経験することによって、それが彼らの深い知識、能力としてやどり、それをお客様に伝えられるというのは凄く大切なことなのかなと思います」

ビギナー&女性も参加しやすい「ラリー」には、2013年~2017年に86レースクラブマンクラスにシリーズ参戦していた塚本奈々美選手がC-3クラス(86)で初参戦! コ・ドライバーはダカールラリー参戦経験のある寺田昌弘選手が務めます。また、社内公募のドライバーでC-1クラス(アクア)の参戦を予定しているのだそうです。

今回初めてタッグを組む塚本選手と寺田選手は、今シーズンの意気込みを語りました。

「ラリーが非常に盛り上がっているという話は聞いていたのですが、参戦するのは初めてです。ネッツ東京レーシングの86レースで培ったノウハウや技術をラリーに活かせたらなと思っています。また、コ・ドライバーで寺田選手という大先輩が乗ってくれるということで、すごく心強いです。ラリーはひっくり返ったりするというイメージがあったのですが、 GAZOOのラリーチャレンジは楽しく、みんなでワイワイできると聞いたので、少し心の余裕ができました。新しくなった773(ナナミ)号に乗って早く練習したいです。今年はチャレンジクラスから出場します。ラリーは一つのミスが命とりになりますので、まずは完走を目指して頑張りたいです」(塚本選手)

「以前TRDラリーチャレンジにヴィッツで参戦し、新城(愛知県)と群馬を走りました。その時も美しい女性のコ・ドライバーをやらさせて頂いたのですが今年もまた、美しい女性の横で参戦させて頂けるのは非常に嬉しいです。ダカールは男の世界ですからね(笑)。塚本選手はクルマの扱い方は86レースで慣れていますし、ドリフトもされているのでターマックはかなりお上手だと思います。紳士のナビゲートで頑張っていきたいです」(寺田選手)

根強い人気を持ち、2017年の参加台数644台を記録したアマチュアワンメイクレース「ヴィッツレース」には社員ドライバーの長山等選手が参戦。さらに新メンバーとして、長野オリンピックスピードスケート金メダリストの清水宏保選手の参戦が発表されました!

「以前からモータースポーツが大好きで、現役時代からスーパーGTなどに観戦に行っていた」という清水選手。一時はレーサーを目指そうと思っていたこともあったのだそうです。

「長野オリンピックが終わった直後に、レーサーを目指してみたいなぁと思っていたのですが、ありがたいことに金メダルを取ってしまいまして(笑)。スケートを続けなければいけない状況になってしまいました。レースはもちろんですが、とにかくモータースポーツに憧れがありました」

スピードスケート同様、レースも「速さ」を競うスポーツですが、スケートとレースの関連性はあるのでしょうか。

「スケートとレースの関連性と言われると難しいのですが……、スケートを滑っている時、常にレーサーになったような気分で滑っていましたし、そういったイメージでカーブを曲がっていました。スピードスケートは時速60キロしか出ませんが体感スピードはかなりあるなと思いながら滑っていましたので、現役時代の経験を少しでも活かせたらと思います。後、現役を退いてから『清水さん』と呼ばれていたので、またこうして『清水選手』と呼ばれることが嬉しいです(笑)」

実は清水選手、昨年のヴィッツレース北海道シリーズに出場し、初参戦ながら予選4位という好成績を残しているのです。清水選手は当時の様子を振り返ると共に、今シーズンの意気込みを語りました。

「緊張感とか、集中力を高めるというのがオリンピックでのレースに非常に似ていますね。アスリートの感覚とレースの感覚は本当に一緒で、現役時代に戻ったような気持ちになりました。今シーズンの目標は、まずは周りに迷惑をかけないことかなと思います。一つでも上を目指して頑張っていきたいです」

発表会終了後、清水選手の囲み取材が行われたので、いくつか質問をさせてもらいました!

──  スピードスケートとレース、身体にかかる負担は違いますか?

「身体にかかる負担はやっぱり違いますね。一番心配なのは、暑さに耐えられるかどうかです。寒さは強かったんですけどね(笑)」

── 確かに、スケートとは真逆の状況ですよね(笑)。レースに向けて、何か特別なトレーニングをしていますか?

「体重を落とそうかなと考えています。現役を退いてから体重を気にしていなかったのですが、今70kg以上あるのでそれを60kg代には持っていきたいなと思っています。営業的に太ももが太くないといけないので、筋肉は落とせないですけど(笑)」

── 長野オリンピック直後に国内レースを見に行き脇阪選手と仲良くなったとおっしゃっていましたが、プライベートではどのようなお話をされているのでしょうか?

「たわいもない話ですね。共通の知り合いに柔道の野村君がいるので、いつも3人でたわいもない話で盛り上がっています。これからはレースのことについて、いろいろと教えてもらいたいです」

ちなみに清水選手は、オートバイ競技(ロードレース)を題材とした漫画「バリバリ伝説」を読んで、スピードスケートで世界を目指そうと思ったのだそうですよ!

同じ「速さ」を競うスポーツでも、スケートとレースはまったく別物。シーズンを通してどのようなパフォーマンスを見せてくれるか、楽しみですよね。長野オリンピックのように、関東シリーズでも金メダルを獲得してくれると期待しています!

また清水選手は今後、ネッツ東京の店舗訪問イベントなどにも参加予定とのことです。今年はサーキットやイベント会場に行って、清水選手にエールを送りましょう!!

ヴィッツレース関東シリーズのスケジュールは以下の通りです。

  • Rd.1富士(5月3日、4日)
  • Rd.2もてぎ(6月10日)
  • Rd.3富士(7月21日、22日)
  • Rd.4富士(10月6日、7日)
  • 特別戦GRAND FINAL(未定)

(yuri)

【関連リンク】

TOYOTA GAZOO Racing公式ホームページ
https://toyotagazooracing.com/jp/

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Source: clicccar.comクリッカー

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