「きゅう!」と路面を鳴らし、リヤを滑らしながらもてぎのピットロードに入ってきたのは今年のMotoGPチャンピオン「マルク・マルケス」と……レプソルカラーの…!? カブぅ?!
MotoGPライダーがカブで激走!
12月3日(日)ホンダレーシングサンクスデーがツインリンクもてぎで開催。ホンダのライダー&ドライバーがズラリと勢ぞろいした本イベントで、スーパーカブのシリーズ世界生産、累計1億台を記念したエキシビジョンレースが執り行われた。出場選手は鈴木亜久里氏、成田亮、藤波貴久、マルク・マルケス、ダニ・ペドロサ…etc、合計14人だ。
4輪&2輪、オン&オフ、若手&レジェンド、まさに「ごった煮」! 共通点は「カブ」だけのカオスなお祭り! イコールコンデション、空冷OHCによるバチバチなドリームマッチの火蓋が切って落とされた! 恐ろしく静かに!
(みんながショートカットして走っているのを見て、ヘルメットの中で笑いっぱなしだったよ! こんな機会はめったにないからね!ーダニ・ペドロサ)
(モトクロスの選手は、ついついグラベルを走ってしまうんだねー! とにかく楽しかったよ!ーマルク・マルケス)
クレバー?!なモトクロス組のショートカットにより、2周目最終コーナーでの順位はマルケス、成田、ペドロサ。そして顔色ひとつ変えず、スルスルトトト、と走り続けるカブが3台。異様な光景である。
華麗なガードレールキックターンで魅せるマルケスは終始テンションMAX。カブでもバリバリっすね。(落がっ…イラストは編集部ホリ、美術2)
結果は〜って、もはやどうでもいいことだが、ペドロサが1位でチェッカーを切った。ただ、MotoGP組は最後尾からのスタートだったにもかかわらず、1周でトップ争いに参加…。分かってはいますが、なに乗っても速いんスね。恐るべし! めっちゃオモシロだったので、来年もワンメイクが見たい!




レースに使用された、レプソルカラーのスーパーカブ。カラーリングは細部まで徹底されていた。
ケーヒン(小暮卓史カブ)や無限(伊達悠太カブ)、オートバックス(鈴木亜久里カブ)など、選手によってオリジナルカラーを施し、ファンを目で楽しませた。
Source: WEBヤングマシン
