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みんな笑顔。最悪のコンディションだから凄さが分かったSUBARUゲレンデタクシー@苗場

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フォレスターの助手席で僕は思いましたよ。「こんな状況でも走れるんだ!?」って。

すっかりメジャーになりつつあるSUBARUの冬の定番イベント「ゲレンデタクシー」。当初はSUBARUのクルマにお客さんを乗せてリフトがわりにゲレンデの上まで連れていくメニューだったものの、「せっかくだから下りも」というお客さんが続出して今では登って下るメニューになっているこの催し。

ちなみにタクシーとはいっても料金は無料で、乗車前に写真を撮影してSNSにアップすることが運賃代わりです。なので車両も緑ナンバーではありませんよ!

さて、そんなSUBARUゲレンデタクシーも2018シーズンで5周年目。認知度が高まると同時に年々人気が上昇していることもあり、4つのスキー場を舞台にするという“史上最大規模”でおこなわれたわけです。

その締めくくりとなった2月17日〜18日の苗場会場に出かけてきました。しかし、アンラッキーだったのが天気。雪の勢いが凄い、というか風が強くて吹雪状態。それだけならともかく、肝心の路面というかゲレンデはガチガチに凍ったうえに新雪が降り積もって超走りにくい状況だったのですから。

普通に走るだけならともかく、最大傾斜約20度(って数字にするとたいしたことないように感じるけれど実際に登るとなればけっこうな坂道)の雪の斜面を駆け上がるなんて、かなり大変。かなり険しい。

だから「このコンディションで本当にやるの?」と思ったのはここだけの内緒。だって冗談も誇張も抜きにスタックしそうなんだもん。

しかし、そんな心配をよそにフォレスターは走る。そして登る!

この日はタクシードライバーとして新井敏弘選手と鎌田卓麻選手も参加。世界のトシ・アライ氏(元WRCドライバーが運転手役なんてなんという贅沢)は「今日は厳しいねー」と運転しながら笑顔。こんな悪コンディションのなか、サイドブレーキを引っ張ったりして遊んで……いや乗客を楽しませていました。

今シーズンは1月の安比高原でもゲレンデタクシーを体験しているボクだけれど、そのときはコンディションが良かったのであまりにも余裕の走りすぎちゃってちょっと物足りなかったのも事実(とはいえ冷静に考えるとゲレンデをクルマが登ってくこと自体が凄いことだけどね)。ドライバーさんも「『もっとアクセルを踏んでください!』って良く言われるんですよ」と笑ってたっけ。

しかしこの日の苗場は、悪コンディションでクルマはタイヤの空転多め、登っているときも空転しながら車体が左右にブレたりとかなり挙動が乱れ気味で「一生懸命走っているなあ」とか「攻めてるねぇ」というのが同乗していて伝わってきた。きっと「クルマってこんな状況でもゲレンデを登っちゃうんだね、凄い!」と思ったお客さんが多かったんじゃないかな。

最初はアンラッキーだと思った天気も、結果的には「凄さ」を強調してよりワクワクできるラッキーなコンディションだったね、これは。

この日もゲレンデタクシーは大勢の“乗車待ち”ができる人気っぷり。印象的だったのは、乗った人みんなが本当にニコニコしていたことだ。クルマ離れが叫ばれる昨今だけど、こうして「クルマってこんなとこも走れるんだ」という驚きとのワクワク感を伝えられ、体験を思い出にできる素晴らしい企画だと思う。

SUBARUさん、来年はぜひもっともっと規模を拡大しておこなってくださいね。もしかして、タクシー車両は新型フォレスターを投入ですか?

(工藤貴宏)

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https://clicccar.com/2018/02/22/561965/












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Source: clicccar.comクリッカー

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