スポーツカーやセダンだけでなく、SUVにも注力しているジャガー。初のSUVであるF-PACEに続き、「コンパクト・パフォーマンスSUV」の「E-PACE」が日本でも発表され、2月22日より受注を開始しました。
コンパクトSUVを謳うE-PACEのサイズは、全長4410×全幅1900×全高1650mmで、かなりワイドなのが分かります。兄貴分のF-PACEは全長4740×全幅1935×全高1665mmですから、全長は330mmも短いものの、全幅は35mmしか変わりません。さらに、全高はF-PACEよりも15mm低く、「ショート&ワイド&ロー」といえるスタンスになっています。
ライバルであるBMW X1の全長4455×全幅1820×全高1610mmと比べると、全長は45mm短く、全幅は80mmもワイド。さらに、アウディQ3の全長4400×全幅1830×全高1595mmと比べても全長はほぼ同じですが、全幅は70mmも広くなっています。なお、プラットフォームは、ランドローバーのディスカバリー・スポーツなどと同じ「D8」アーキテクチャが使われています。
つまり、全長はCセグメント級SUVでも全幅はEセグを超えて、メルセデス・ベンツSクラス並のFセグ級といえそうです。ほかにも、全長4.4m台のSUVとしては、以前お伝えしたように、新型ボルボXC40も当てはまります。日本で導入限定車の先行予約がすでに開始されています。
全長の割に、取り回しや駐車場選びは苦労するシーンもありそうですが、ワイドな全幅を活かした室内や荷室の広さに加えて、高速域でのスタビリティなど、パフォーマンスSUVを謳うのにふさわしい走りにも来たいが持てます。
3タイプ用意されるエンジンはすべて自社開発の「INGENIUM(インジニウム)」で、2種類のガソリンエンジン(最高出力249ps仕様、300ps仕様)と1種類のディーゼルエンジン(最高出力180ps)が設定されます。
組み合わされるトランスミッションは、プラットフォームを同じくするディスカバリー・スポーツやレンジローバー・イヴォークなどと同じように9速AT(ジャガーでは初)になります。
E-PACEの価格は、2.0Lディーゼルエンジン仕様が4,510,000円〜7,380,000円。2.0Lガソリンの250ps仕様が4,750,000円〜7,640,000円。2.0Lガソリンの300ps仕様が6,050,000円〜7,590,000円です。
(塚田勝弘)
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Source: clicccar.comクリッカー