タイのバンコクは美食や歓楽街、大勢の観光客で有名だが、
今ではアジアで最も公害が深刻な都市の一つとしても知られるようになった。
バンコクは少なくともここ数週間ひどい大気汚染に見舞われている。
バンコクでは、健康を損なうPM2.5(微小粒子状物質)の濃度が、
以前から大気汚染の悪名高いニューデリーや北京を上回る日もあった。
当局は今週、初めて人工降雨でスモッグを解消しようとバンコク上空に飛行機を飛ばした。スモッグに覆われた高層ビルやマスクを装着した歩行者の風景は、世界で最も訪問者の多い都市を首都に持ち、経済成長を観光に頼る同国にとって理想的とは言えない。保健省は自動車の排気や廃棄物焼却に伴う煙、異常な天候パターンが重なったことが原因だとした上で、そうした状況は近く改善されるとの見通しを示した。
ピヤサコン保健相は14日のバンコクでの記者会見で、「パニックになるべきではない」と述べ、「政府は何もしていないわけではなく、事態を注視している」と説明した。 15日正午ごろのバンコクで、ハイテク新興企業プルーム・ラブズがまとめた大気質の指数が121を付け、極めて深刻な汚染が示唆された。これは北京の2倍超の水準。中国の最近の排出ガス抑制の取り組みもこの結果に反映されている。bloomberg
Source: 新車速報 Car Drive