2017年11月のミラノショーで発表されたMT-09SPの試乗会がポルトガルで開催され、より詳細なマシンの情報が公開された。さらに、国内での発売時期も判明したので欧州の価格を元に国内での価格も予想した。
目次
Fフォークは3wayダンピングアジャスターに
Rショックにオーリンズが奢られたSPがMT-09に追加されたのは周知の通りだが、SPはFフォークもグレードアップしている。MT-09とMT-09SPにはKYB製のFフォークが装備されており、STDは右側で伸び側、左側で圧側の減衰力調整を分けて行うようになっている。一方、SPは両側で伸び側と圧側の減衰力調整ができるようになり、Fサスの設定をより細かくセッティングできるようになった。さらにSPのFフォークの圧側減衰力調整は高速と低速の2wayアジャスターを装備していることが判明。つまり、伸び側と合わせて3wayダンピングアジャスターのFフォークとなったことでより自在なサスセッティングが可能となったのだ。
Rショックのオーリンズは専用設計
MT-09SP用のオーリンズ製Rショックは、簡単にアクセス可能なリモートアジャスターでスプリングのプリロード調整ができるようになっている。またSPのオーナーは、純正アクセサリーとはレートが異なるオプションのオーリンズ製リヤスプリングを使用してRサスを調整することもできるため、セッティングの幅が広がった。
日本国内発売は3月下旬、価格は113.5万円?!
ヤングマシン2月号(12月22日発売)で4月下旬と予想した国内での発売時期は、最新情報によると3月下旬と判明した。国内仕様の価格はまだ未定だが、欧州では1万199ユーロ(約137万円)と発表されており、MT-09STD=8999ユーロの113%。この比率を国内にあてはめると約113万5000円となる。MT-09SP国内仕様の正式発表は2月下旬と予想されており、その時に明らかになるはずだ。
ニュース提供:「SOLO MOTO」(スペイン)
オーリンズサス標準のMT-09SP登場の記事はこちらへ
2018新型トレーサー900/GTの価格が判明の記事はこちらへ
Source: WEBヤングマシン