三菱自動車のプラグインハイブリッド車(PHV)「アウトランダーPHEV」が、
欧州市場で累計販売台数10万台を突破した。
2013年10月の発売以来、約4年間での達成となる。
同車種は欧州市場(17年1―12月)での三菱自の販売台数のうち10%以上を占め、15―17年の3年連続で欧州市場でPHVの販売でトップとなった。 アウトランダーPHEVの欧州34カ国での累計販売台数(13年10月―17年12月)は、10万97台だった。
アウトランダーPHEVの基幹部品も進化している。
インバーターとモーターを単品で供給している明電舎は、両備品を組み合わせ、小型・軽量化した駆動システムを開発した。インバーターとモーターを別々に搭載した場合と比較し体積は30%、重量は15%削減した。接続ケーブルが不要になりコストや組み立ての工程数も減らせる。完成車メーカーがPHEVやEV(電気自動車)の開発を強化する中、小型・軽量で航続距離や設計自由度を向上できる利点を訴求する。
三菱自は日産自動車の傘下に入り、車の基本骨格に当たる「プラットフォーム(車台)」を共通化を進めようとしている。その第1弾が日産のSUV「エクストレイル(北米名ローグ)」や同「キャシュカイ」と、三菱自のアウトランダー」の次期型になるとみられる。今後、アウトランダーの個性がどこまで維持されるかも注目だ。 ニュースイッチ
Source: 新車速報 Car Drive