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【まるも亜希子の「寄り道日和」】ちょっとマニアックな自動車雑誌「Tipo」編集部員時代の思い出

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Car Watch

 大学時代にたまたま手に入れた、1970年代のイタリアンオープンカー、フィアット「124 スパイダー」。本当はフォルクスワーゲン「カルマンギア」のカブリオレが欲しかったのに、当時は価格が300万円以上ついていて貧乏学生には買えず、「そんなら似たようなクルマがあるから70万円でいいよ」とショップ定員さんの言うまま、わけもわからず食いついてしまったのでした。でもまぁ、見た目はさすがピニンファリーナデザインでステキだし、剥げかかった朱色のボディカラーをイエローにオールペンしたら見違えるようになったし、すっかりお気に入りに。そしてショップ定員さんが、「イタ車に乗るならこれ読まなきゃ」と貸してくれたのが、1989年創刊のちょっとマニアックな自動車雑誌「Tipo」でした。
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