西日本高速道路は今冬、走行中の車のタイヤを高感度カメラで撮影し、スタッドレスタイヤかどうかを自動識別するシステムを全国で初めて導入する。
冬用タイヤの装着規制をかけた際に係員が車を止めて確認する必要がなくなり、渋滞発生を防ぐ効果が期待できる。
車のタイヤを強力な発光ダイオード(LED)ライトで照らして撮影し、溝の深さや形からコンピューターがスタッドレスかどうかを判別する。情報は画像と音で誘導員に瞬時に伝えられ、装着していればそのまま通過させる。
舞鶴若狭自動車道の西紀サービスエリア(SA)下り(兵庫県篠山市)など4路線5か所で試験的に導入する。将来的には設置場所を増やしていく考えだ。
高速道路では降雪時など必要な場合、冬用タイヤを装着していない車を走らせない規制がかけられる。ただ、係員が目視で確認するため、冬の渋滞の要因の一つとなっている。西日本高速道路の試算では、通過に約30分かかっていたのが、このシステムを使えば5分に短縮できるという。
2017年12月04日 09時25分
YOMIURI ONLINE
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Source: 車速報