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トヨタ自動車東日本の東富士工場で生産されてきたセンチュリー。2020年12月末をもって同工場は閉鎖が予定されていますが、噂されている愛知県に移管してもモノづくりの姿勢は不変であるはず。 新型センチュリーの開発キーワードは「継承と進化」で、モノづくり文化の継承として「匠の技の伝承」「超高品質」「手造り」、そして「おもてなしの心」を掲げています。進化は「デザインの新しさ」「環境対応」「先進安全装備」「静粛性、乗り心地向上」としています。 工場(工程)見学は、新型センチュリー開発主査である田部正人氏を中心に、各工程の担当者(責任者)の方が解説しながらセンチュリーの主な工程を見て回りました。 まず、プレス工程では、新型センチュリーを横、斜め横から眺めると、ドアが美しいカーブが描いていることが分かります。新型センチュリーのドア断面は、映り込む景色まで計算されています。 特徴的なのが「几帳面」と呼ばれる断面で、センチュリーの折り目正しく、格式高い雰囲気に貢献しています。こちらのコーナー部はわずか3Rという曲率になっていて、プレス機だけではこうしたラインは出せないそう。 匠(クラフトマン)が手作業で…
続きを読む>>匠の手作業で仕上げられる新型センチュリーの「几帳面」【トヨタ・センチュリー工場に潜入③〜プレス工程】