GLKクラスの後を受け継ぎ、2015年に「CクラスのSUV」を掲げて登場したメルセデス・ベンツGLC。2016年に日本に上陸し、その年はかなり売れたそうで、現在も同ブランドのSUVとして最も人気があるとしています。
発表会が開催されたAMG東京世田谷は、世界初のAMG専売店として2017年にオープンし、約4500名が来場し、SNSの拡散などにもあって大きな反響があったそうです。なお、同店舗のオープンもあって日本でのAMGの販売状況は、対前年比21%増の約6800台となっています(なお、世界では+33%増)。
2017年に入ると、ボルボXC60、アウディQ5/SQ5、BMW X3とライバルが次々とフルモデルチェンジを受け、競争が激化しているのは容易に想像がつきます。2018年1月10日に追加されたGLC/GLCクーペの「GLC 63 4MATIC+」、「GLC 63 S 4MATIC+」は、同モデルのイメージを引き上げるトップグレードであり、ミドルサイズSUVとして初の「63」シリーズとなります。
搭載されるエンジンは、メルセデスAMG GTと基本設計を同じくするAMG 4.0L V8直噴ツインターボで、トップモデルの「S」系は510ps/700Nm、それ以外の「63」系は476ps/650Nmを発揮。なお、トランスミッションはAMGスピードシフトMCT(9AT)が組み合わされます。
駆動方式はハイパフォーマンスモデル向けの4WD「AMG 4MATIC+」が組み合わされ、「S」モデルには「AMGリミテッド・スリップ・デフ」も用意されます。
ほかにも、「AMG RIDE CONTROL スポーツサスペンション」やコンフォート、スポーツ、レースなど計5モードを揃える「AMG ダイナミックセレクト」なども装備。
外観では、メルセデスAMG GT 以外のモデルで初となる「AMG パナメリカーナグリル(メルセデス・ベンツ300 SLに由来)」が採用されるほか、21インチAMGクロススポーク鍛造アルミホイールなどが目を惹きます。
価格は「メルセデスAMG GLC 63 4MAITC+」が1247万円、「メルセデスAMG GLC 63 S 4MAITC+」が1455万円、「メルセデスAMG GLC 63 4MAITC+ クーペ」が1284万円、「メルセデスAMG GLC 63 S 4MAITC+」が1485万円です。※写真は導入限定車の「Edition 1」です。
(文/写真 塚田勝弘)
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Source: clicccar.comクリッカー