2009年F1ワールドチャンピオンのジェンソン・バトンが、日本国内最高峰レースSUPER GT参戦1年目にしてシリーズタイトルを獲得しましたね!
バトン大ファンの私は、もちろん現地へ。最終ラップまで手に汗握る戦いで、こんなにレースで興奮&感動したのは久しぶり!というくらい、私的ベストレースの一つとなりました。
残念ながらレースを見ることができなかった、あの感動をもう一度味わいたい!という方におススメしたいのが、「Jenson Button TV-Round 8 Super GT 2018-Motegi」です。
「Jenson Button TV」はバトンのオフィシャルYou Tubeチャンネルで、主にバトンが参戦するレースの動画が投稿されており、SUPER GTは世界中のファンのために全戦英語版で編集。レースだけでなくオフショットやインタビューなども満載で、ファンにはたまらない内容になっています。
各ラウンド、10分~15分くらいなのですが、チャンピオンを決めた最終戦は25分の拡大版! まるで一つのドキュメンタリー番組を見ているようです。せっかくなので、ここで少しだけレースを振り返ってみましょう。
バトンがドライブするRAYBRIG NSX-GT(100号車)と、昨年のチャンピオンKeePer TOM’S LC500(1号車)は同ポイントのまま最終戦へ。先にゴールしたほうがチャンピオンという、見る側としては非常に分かりやすい展開になったのですが、ファンとしては本当に胃が痛かった……。
スタートポジションは100号車2番手、1号車6番手と安心できない状況で、決勝日は緊張のあまり食欲がなくなるほどでした(汗)。
スタートドライバーの山本尚貴選手は、落ち着いた走りで1号車ニック・キャシディ選手と約9秒の差をつけて2番手をキープ。
30周目に両チームドライバー交換をすると、1号車が周回を重ねる度にどんどん100号車に近づいてくるではありませんか! 交換前にあった9秒の差はあっという間に縮まり、ゴールまで残り10周という所でその差は1秒6に。
SUPER GTはGT500とGT300の2クラスが混走するため、GT500クラスのバトンはGT300クラスのマシンを抜きながら後ろの1号車からポジションを守らなければいけません。
ゴールまでの周回数が少なくなるたび、さらに距離が縮まる100号車と1号車。思わず目をそらしたくなるようなヒヤっとする場面もあり、息をするのを忘れるほど見入っていました。
そして、さすがF1チャンピオンという素晴らしい走りで1号車をおさえ見事3位でゴール! チャンピオンが決まった瞬間、もう涙腺崩壊。泣きすぎて呼吸困難になるほどでした(涙)。
「Jenson Button TV」では海外のコメンテーターがレースの実況を行っているのですが、コメンテーターもこの接戦に大興奮! 日本語の字幕がなく全編英語ですが、英語が分からなくてもこの興奮は伝わるはずです!!
決勝後のインタビューでは
「僕たちがSUPER GTチャンピオンだ!信じられない1年だったよ。レースでは尚貴が素晴らしい走りを見せてくれた。自分のスティントになって最初は前を走るZENT CERUMO LC500(38号車)を追い掛けてたんだけど、後ろに1号車がきて。信じられないくらいタフなレースだった。尚貴はスーパーフォーミュラと2冠で、僕にとっても最高の1年だったよ。世界中のファン、そしてサポートしてくれた日本のファンにお礼が言いたいね」
と、興奮冷めやらぬ表情で語っていました。
決勝後、バトンに直接「おめでとう」と言いたくてガレージ裏で待っていたのですが、撤収作業のため離れなくてはいけないことに……。でも絶対この想いを伝えたい!と思い、グランドスタンドに回ってコース上で行われているチームの記念撮影を見学することにしました。
するとすぐに「Jenson Button TV」のカメラマンが気付いてくれ、動画を撮ってくれたのです! しかも撮り終わると、お辞儀をしながら日本語で「ありがとうございます」と声を掛けてくれました。こちらこそ、ありがとー!! この様子はしっかり映っていたので、良かったら探してみてください(笑)。
コース上のバトンも気付いてくれ、無事に「おめでとう」と言えました。良かったー!
それにしても、様々な媒体の撮影があるのでしょう。マシンの向きをかえ、何パターンも撮影していました。大変だなぁなんて思っていたのですが、チームクルーやドライバーの2人はめちゃくちゃテンションが高い! チャンピオンになったという喜びが、ヒシヒシと伝わってきた瞬間でした。
何度見ても、あの時の感動が蘇ってくる「Jenson Button TV-Round 8 Super GT 2018-Motegi」。一人でも多くの人に見てもらいたい、一押し動画です( 感動のあまり涙が止まらなくなるので、タオルをお忘れなく)。
改めまして…、チームクニミツの皆さん、シリーズチャンピオン獲得おめでとうございます。たくさんの感動をありがとう!
(yuri)
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Source: clicccar.comクリッカー