小さなポケバイをベースに往年の名車を再現する。ホンダ社内で行われる若手モデラー育成プロジェクト「模刻」のデキがあまりにも見事なのでWEBでもご紹介。パート⑦はRC212Vニッキー号の写真集です。
目次
デザインは歴代最強だった800cc版RC-V
レギュレーション変更で排気量が800 ㏄になり、エンジンが初代211VのV5から新設計のV4となったRC212Vがモチーフ。マスの集中というコンセプトに基づき、非常にコンパクトにまとまったデザインが採用されている。800㏄レギュレーション最終年の2011年にはついにライダー/チーム/マニュファクチャラーの3冠を奪取。
元々マスをはっきりさせたデザインのカウルを持っているため、ポケバイサイズにでスケールダウンしてもまったく違和感がない。乗車できるシートスペースを確保しながらも、全体的なデザインが破綻していない点に注目して欲しい。強さも絶対ながら、観続ける方としては新鮮さが必須ということで、次期型ではこれぐらいの個性が欲しいところ。どうでしょうかHRCさん!
制作者コメント
岩田秀和さん 二輪R&Dセンター デザイン開発室 第3ブロック (※2016年2月取材時)
オリジナル
(ヤングマシン紙面版Vol.521・2016年4月号掲載記事より 文:牧田哲朗/撮影:長谷川徹/撮影協力:本田技術研究所 二輪R&Dセンター)
Source: WEBヤングマシン