2つのボディと2つのエンジンが与えられた新型のジープラングラー。それぞれの特徴をオン&オフロードでの試乗で感じたドライブフィールとともにお届けします。
最初に試乗したのはロングのV6エンジンを積むアンリミテッド・サハラで、有料道路を含むオンロードで試乗しました。
最初に感じるのは落ち着き感のある乗り味です。先代モデルはいかにもクロカン4WD的な腰高な印象がありましたが、新型はかなり乗用車ライクです。有料道路での直進性もかなり正確です。
ホイールベースが3mにまで伸ばされたことで、このあたりの快適性や安定性の上方シフトはしっかりと行われている印象です。ただし、クルーズコントロールは速度のみを一定に保つもので先行車の速度に合わせるといった機能は持ち合わせません。
284馬力のエンジンはパワフルでスムーズです。アメリカ車というとOHVで低速トルクモリモリのイメージがあるかもしれませんが、このV6にはDOHCヘッドが与えられていてスムーズに高回転まで回り、トルクも付いてきます。
それでいてしっかりと低速トルクもありますから、クロカンモデルらしい走りもできるというわけです。
コーナーでは大きめのロールをともないますが、やはり安定性は高いものを確保しています。アンリミテッド・サハラはほかの2グレードにくらべて1サイズ太く、扁平率も低い255/70R18のタイヤ(しかもH/T)を履くこともあり、こうした部分での性能はかなり高いレベルを確保しています。
ホイールベースは伸ばされていますが、最小回転半径はなんと0.9mも縮められているので、取り回しはかなり楽になっています。
オンロードではショートボディ+V6のスポーツにも乗りました。ロングに比べるとピッチングやバウンシングといった上下動が目立つ特性です。
2460mmとロングに比べると550mmもホイールベースが短いのですからこれはもう別の乗り物と言っても過言ではありません。オフロードコースでは乗れませんでしたが、ショートはオフロードでその真価を発揮することでしょう。
オフロードコースとして用意されていたのは、愛知県にある「さなげアドベンチャーフィールド」です。
タフなコースとして知られるこのコースですが、さすがにもっとも難しいコースは閉鎖。中級レベルのコースでした。とはいえ、路面は濡れていましたの走りにはいい条件とはいえません。
そこを直4・2リットルターボを積んだ、アンリミテッド・スポーツは悠々と力強く走ります。スタッフに指定されたのは4Hでの走行です。
4Hで大丈夫なの? と思うセクションもあったのですが、スタックしそうになってもちゃんとタイヤを直進状態にしてスタートすればのっそりのっそりと走り抜けます。
試しに2トライ目は4Lにしてみましたが、そうするともう何のトラブルもおきません。4Lではヒルディセントコントロールも使えるため、さらに気を遣わずに走れます。
ビックリしたのは試乗車が履いていたタイヤがA/Tであったこと。これでM/Tを履いたらもう完璧に無敵だという感じでした。
(文/写真・諸星陽一)
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Source: clicccar.comクリッカー