レッドブルがGPマシンにスパイクタイヤを履かせ、雪山を爆走するムービーを公開したのが2017年1月のこと。あれから約1年、今度は日本のワインディングを舞台に、レッドブルはまた無茶苦茶なチャレンジのティザームービーを公開したのです。さっそくムービーの関係者に話を聞いてみました!
●レッドブルとMOTO GPワールドチャンピオンのマルク・マルケスがまたやった!
今度の舞台は、神奈川県にあるアネスト岩田ターンパイク箱根(箱根ターンパイク)。この日本を代表するワインディングロードをマルケス選手が駆け抜けながら、日本のモーターカルチャーを象徴するクルマ&バイクを抜き去っていくという内容です。
ムービーの主役はMotoGP王者マルク・マルケス選手と、ホンダRC213V! 撮影はターンパイクを全面閉鎖して行われたそうです。レッドブル・・・おそるべしですね!
このムービーについてレッドブルに直接話を伺ったところ、このPVは2年前から構想していたもので、様々な条件をクリアするのにとても時間がかかったそうです。
「マルケス選手が峠を走りながら、日本のモーターカルチャーと触れ合っていく、というストーリーです。登場するクルマやバイクは年代ごとにわけていて、60年代はスーパーカブ、70年代はハコスカ、80年代はデコトラ、90年代は走り屋…と、その時代を象徴するマシンを選びました」とは、レッドブル広報担当者のお話。
続けて「ホンダ・スーパーカブに乗っているのは、実は全⽇本GP500ウィナーの五百部徳雄選⼿なんです。そういう細かいところも見てほしいですね」。
なにより興味深かったのは、この壮大なスケールのムービーに、「ロータリーチューンの神様」とも謳われる「RE雨宮自動車」雨さんこと雨宮勇美社長ご本人が登場していたことです!
なんでトップチューナーでもあり、また天下御免の現役の走り屋でもある雨さんが!? これについては「雨宮さんは日本の走り屋を象徴する存在ですからね。絶対に出演していただきたかったんです」とのことです。雨さん、ワールドワイドですごいです!!
当の雨さんご本人に電話してみました。「見た? 見てくれた!? すごいよね! 撮影は2日間あったんだけど本当に高待遇でさ! みんな朝6時集合なのにオレだけ12時でいいですよって。あ、スタッフも多かったよ。40人くらい居たんじゃないかなー。レッドブルさいこー!」と興奮気味に話をしてくださいました。
登場するクルマは、RE雨宮が手掛けた本物の「GReddy5(FD3S・RX-7ベース)」。東京オートサロン1995でドレスアップカー部門の大賞をとったクルマです。
そして、雨さん登場シーンは…。ワインディングを攻めるマルケス選手の激走を見ながら「すげぇな」と一言セリフが! 雨さんご本人いわく「めちゃくちゃ恥ずかしかった」とのことです。
また、車両については「X-RESPONSE 7(FD3S・RX-7ベース。東京オートサロン2018・チューニングカー部門・優秀賞受賞車)を持って行きたかったんだけどさ。レッドブルのほうから、どうしてもGReddy5にしてくれって言われて、だからあのクルマ。しかも1995年のオートサロンで大賞をとった本物のGReddy5だよ。今はオーナーが大切にしてくれてるんだけど、撮影のために借りたんだよ! あ、レッドブルさいこー!」。
なお、今回公開されているのはティザーで、長編動画は10月26⽇(⾦)午後6時に、3分間(予定)のストーリー映像を下記で公開予定とのことです!! 待ち遠しいですね!
あわせて読みたい
Source: clicccar.comクリッカー