高速道路を使ったロングドライブの機会が増える年末年始。警察庁によると「あおり運転」の9割は、高速道路上で起きているそうです。万一の事態に備えてドライブレコーダー(ドラレコ)の導入を考えている人もいるでしょう。
最近は様々な機能を備えたドラレコが登場しており、データシステムのDVR3000(写真・1万9800円/税抜き)では、映像を上下(天地)反転させる機能によりダッシュボード上にポータブルナビのように装着することも可能です。さらに、手持ちのナビなどにも連動させることもできます。
ドラレコへの関心の高まりをうけ、マイボイスコムがドラレコに関するインターネット調査を2017年12月1日~5日に実施。11,111件の回答を得たそうです。
その調査によると、ドラレコ利用者は2割弱。装着したきっかけや理由は、「事故やトラブル時の証明・記録」、「自動車事故やトラブルのニュースや記事などを見て」が各5割弱となっています。なお、SUVのオーナーでは3割強とほかの層より高くなっているとのこと。
「どんなドラレコを使っているのか」という質問に対しては、「ドライブレコーダー単体」が82.0%、「カーナビオプション品・連動型」が8.9%、「カーナビ内蔵型・一体型」が4.8%と続いています。
購入時に重視するのは、「価格が手頃」が70%弱、「操作が簡単」、「取付けやすさ」が40〜50%で上位3位に入っています。さらに、「カメラの画素数、解像度」、「本体の大きさ」、「撮影できる範囲の広さ、広視野角」が各30%。高年代層、特に女性高年代層では「操作が簡単」の比率が高くなっています。
なお、ケンウッドの調査では約2万円以上の高価格帯、1万円前後から以下の低価格帯に二極化しているとのこと。
メーカー別では、ユピテルが利用者の11.2%、ケンウッド、パイオニアが6~7%です。さらに、自動車メーカーのオプションなどが16.6%、「その他・わからない」が43.6%となっています。
ドラレコを装置したことで何らかの効果があったという人は約35%いて、「安全運転意識を高める効果があった」が16.1%、「事故やトラブル時の証明・記録として役に立った」が8.3%、「ドライブの記録・思い出として役に立った」が5.9%と続いています。
ドライブレコーダーを装着することで、自分の運転を見直すという意識が高まることは容易に想像できるもので、安全運転にも貢献してくれる効果も期待できそうです。
(塚田勝弘)
あわせて読みたい
Source: clicccar.comクリッカー