2016年11月のミラノショーでT7 CONCEPT(T7コンセプト)という名で発表されたMT-07の並列2気筒エンジン搭載のアドベンチャーモデルは、翌年のミラノショーでTénéré 700 World Raidと名前を変えて進化版が発表された。そして、2016年のミラノショーでの予告通り2018年に世界の道を走り抜け、最終ステージのヨーロッパも走破した。
第4弾の動画でミラノショーでの発表が予告された
2018年10月19日、Ténéré 700 World Raid(テネレ700ワールドレイド)で世界の4つのステージを走破する、FIND THE NEXT HORIZONプロジェクトの第4弾が公開された。第4ステージはオンやオフの多様な走行環境が待ち受けるヨーロッパのルート。スタートは英国の西側ウェールズで、丘陵地の起伏に富む曲がりくねった道を抜けてドーバー海峡へ。海をフェリーで渡り、フランス~ドイツと南下していくライダーは、TOURATECH(ツアラテック)の創設者であるHerbert Schwarz氏が務める。現在は同社の代表を譲ったが、最大級のアドベンチャーバイクのパーツメーカーを築き上げた目利きにとって、テネレ700はどう感じられたのだろうか。その後さらに3人のライダーがバトンをつないで、イタリア山脈、ピレネー山脈とヨーロッパの変化に富む過酷な環境を走り抜いた。最後は再び箱詰めにされて、テネレ700ワールドレイドは欧州のラボに送り返されたという。
ニュース提供:欧州ヤマハ
「“コンセプト”から“プロト”に進化したテネレ700」記事はこちらへ
「新型テネレ700が世界の道を走り出した」記事はこちらへ
「ヤマハ新型テネレ700でペテランセルが砂丘アタック」記事はこちらへ。
Source: WEBヤングマシン