2018年夏のビッグマイナーチェンジで、じつに6500カ所以上の変更を受けたというメルセデス・ベンツCクラス。9月から順次デリバリーが開始されています。
今回ご紹介するのは、ベーシックな「C 180」のクーペスポーツ(564万円)。セダンの「C 180(受注生産)」は449万円ですから、同じパワートレーンを積んでいても価格差は115万円。
ただし、C180 クーペ スポーツは「スポーツ」の名が付くとおり、タイヤサイズは標準装着がフロント225/45R18、リヤ245/40R18になります。なお、試乗車はオプションで、コンチスポーツコンタクトのランフラットタイヤ(SSR)のフロント225/40R19、リヤ255/35R19サイズを装着。
セダンの「C 180」は16インチ、「C 180 アバンギャルド」でも17インチが標準で、AMGライン装着車になると18インチになります(C 180/C 200 アバンギャルドのAMGライン装着車のタイヤサイズは、前後ともにこの180クーペスポーツと同じ)。
ほかにも、メルセデス・ベンツのロゴ入りブレーキキャリパー&ドリルドベンチレーテッドディスク(フロント)、18インチAMG5ツインスポークアルミホイール、レザー「ARTICO」シート、AMGスポーツステアリング、スポーツシートなどがAMG系の装備が一部標準で用意されています。
なお、自動再発進機能付きのアクティブディスタンスアシスト・ディストロニック、アクティブステアリングアシスト、アクティブレーンチェンジアシストなど、トップクラスの先進安全装備の「レーダーセーフティパッケージ」は20万1000円(税別)のオプション。
さらに、試乗車には、85万円(税別)の「レザーエクスクルーシブパッケージ」、9万1000円(税別)のメタリックペイント「グラファイトグレー」がオプションから加わっていて、総額678万2000円。さらに、メンテナンスプラスと保証プラスが加わるプランだと、700万6640万円に跳ね上がります。
クーペフォルムにより、セダンよりもギュッと凝縮感があり、よりパーソナル感を味わえるクーペ。実用面ではセダンやステーションワゴンにはもちろん及ばないものの、1人もしくは2人で使いスタイリッシュに決められる魅力は捨てがたいものがあります。
後席の乗降はクーペですからセダンのように楽にはいきませんが、収まってしまえば身長171cmの筆者なら実用になる広さが残されています。急なゲストが長身でなければ2人までなら対応できます。ほかにも、隣に高めのCクラスセダンが並んでも価格差やグレードによるヒエラルキーとは無縁でいられるのも美点かもしれません。
(文/写真 塚田勝弘)
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Source: clicccar.comクリッカー