NAエンジンのみを設定するダイハツ・ミラ トコット。女性ユーザーを主にターゲットに据えて肩ひじ張らずに乗れる「エフォートレス」なクルマというコンセプトが掲げられています。
走りを云々するクルマではなく、日常使いを中心とした適度にオシャレな軽自動車。2001年にK11型マーチの限定車として無印良品が企画した「MUJI Car」というモデルがありましたが、実際に数日間乗ってみるとそんな印象を抱きました。
女性に受けそうなボディカラーや仕様だけでなく、写真の試乗車は、ブラックをアクセントカラーに使ったアクセサリーの「アナザースタイルパッケージ(クールスタイル)」で、男性でも照れずに雰囲気が漂っています。
「アナザースタイルパッケージ(クールスタイル)」に用意されるのは、ストライプパック(ブラック)、インテリアパネル(ピアノブラック調)、ドアアウターハンドル(ブラックマイカメタリック)、ドアミラー(ブラックマイカメタリック)、フルホイールキャップ(ブラックマイカメタリック)、革巻ステアリング(ステアリングスイッチ付)、革巻シフト(シルバー加飾付)、助手席レジスターパネル(ブラック)、オーディオクラスター(ブラック)などで、価格は89,726円。
走りは現行ミラと同様に、素直で非常に扱いやすいハンドリング、軽さを感じさせるフットワークが美点。一方で、高速道路ではNA+CVTだけなので、やや非力な面もあり、音や振動が高めに感じるなど、若干辛い点もあります。
ただし、上記のようなフットワークの良さなどもあり、それほど飛ばさなければ、山道でもそれほど苦もなくクリアできる素材の良さも伝わってきます。ファミリーユースとしては少し狭く感じると思いますので、独身の方やディンクスに最適な、気軽に付き合える軽自動車として打って付けといえる存在といえそうです。
(文/写真 塚田勝弘)
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Source: clicccar.comクリッカー