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カワサキNinja(ニンジャ)ヒストリー 1984~2014

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2018年のインターモトショーで新型KATANA(カタナ)が発表話題となっているが、初代GSX1100S KATANAの2年後に登場するのがこの1984年型GPZ900R。北米では初めてNinjaの名を冠した記念すべきモデルとその歴史を振り返ってみたい。

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Z1を継ぐ「マジック9」、水冷時代にNINJA降臨

Ninja─それはZと並んでカワサキを象徴するブランドネームだ。’80年代前半、時代が空冷から水冷へと変わっていく中、カワサキでも新たなマシンが求められ、”10年後のZ”を合言葉に初代Ninja・GPZ900Rを開発。圧倒的な動力性能で世界を席巻したインパクトは大きく、その後スポーツバイクの代名詞となったNinjaの名を持つマシンが数多く登場した。そしてGPレーサーを含めたすべてのモデルに共通するのが、”最強・最速”であることだった。現在、正式名称としてミドルクラスにまで広がったNinjaの名前は最強・最速の意味だけではなく、そのクラスにおいてベストパフォーマンスのバイク与えられる称号と言えるだろう。 ※ヤングマシン2014年5月号より

【KAWASAKI GPZ900R<A1> 1984年】サイドカムチェーン、ウェットライナー水冷DOHC4バルブ4気筒を、ダイヤモンドフレームに搭載した世界最速車。国内仕様は当初750だったが、’91年の自主規制撤廃により、国内も900に。■水冷4スト並列4気筒DOHC4バルブ 908㏄ 115ps 228㎏(乾)

本当にこれで最後! 900ニンジャ最終型だ

GPZ900Rは2回の大きなモデルチェンジを受けている。1回目は’90年のA7でFフォークが径38mm→41mmに。Fブレーキは1ポットから対向Ⅳポット&径300mmローターに強化、Fホイールは16→17インチに変更された。リヤまわりは18インチ継続ながらリム幅を広げ、130→150サイズの標準に。ブレーキも1ポットから2ポットに変更されている。そして2回目は’99年のA12で、6ポットFブレーキ、コイルスプリングのリヤショック、ラジアルタイヤを装備した。’02年のA15で排ガス規制に対応し、カラーチェンジしたこのA16で最終仕様。これを逃すともう2度と新車で買えないのだ。 ※ヤングマシン2003年6月号より

【KAWASAKI GPZ900R<A16> 2003年】’99年には6ポットキャリパー、リヤショックの改良やタイヤのラジアル化など足回りのリファインによりさらに熟成したが、’03年にファイナルエディションを発売し20年の歴史の幕を閉じた。■水冷4スト並列4気筒DOHC4バルブ 908㏄ 108ps 234㎏(乾)

A16ファイナルエディションのコックピット。4連メーターは左から燃料計、タコメーター、スピードメーター、水温計が並ぶ見やすいもの。国内仕様ではスピードとタコの位置が逆だった。

A16ファイナルエディションまで初期型から不変のフォルム。リヤビューもひと目でニンジャと分かる独特のデザインとなっている。左右2本出しマフラーは、これも初期型から継承されているメガホン形状だ。

【KAWASAKI Ninja ZX-10 1988年】完全新設計のアルミe-BOXフレームとエンジンの見直しで大幅な軽量化を実現。前17/後18インチラジアルタイヤを採用。■水冷4スト並列4気筒DOHC4バルブ 997㏄ 137ps 222㎏(乾)

【KAWASAKI Ninja ZX-11 1990年】ラムエアシステムを採用し、147ps+αを叩き出すエンジンと、メーターに刻まれた”320km/h”が衝撃的だった。’90年代最速の座に君臨。■水冷4スト並列4気筒DOHC4バルブ 1052㏄ 147ps 228㎏(乾)

【KAWASAKI Ninja ZX-12R 2000年】178psのエンジンをモノコックフレーム、航空技術応用のカウルに包み込んだメガスポーツ。ノーマルでも300km/hオーバーの実力を誇った。■水冷4スト並列4気筒DOHC4バルブ 1199㏄ 178ps 210kg(乾)

【KAWASAKI Ninja ZX-14R 2012年】1441㏄エンジンを搭載して宿敵ハヤブサを捉えた最新旗艦。高性能ながら足つきの良さなどユーザーフレンドリーなZZRの伝統を引き継いでいる。■水冷4スト並列4気筒DOHC4バルブ 1441㏄ 200ps 268㎏(装備) ※写真はABS付き2014モデル

【KAWASAKI Ninja ZX-6R 1995年】100psを発揮する600SS。’02モデルまでは9Rとフレームを共用する。■水冷4スト並列4気筒DOHC4バルブ 599㏄ 100ps 182㎏(乾)

【KAWASAKI Ninja ZX-10R 2004年】アルミツインスパーフレームにコンパクトなハイパワーエンジンを搭載。徹底的な軽量化でクラス最高のパワーウェイトレシオ達成。ラジアルマウントキャリパーなど足回りも充実。■水冷4スト並列4気筒DOHC4バルブ 998㏄ 175ps 170㎏(乾)

「Z1からZ900RSまで、歴史車両を一挙公開」記事はこちらへ。

Source: WEBヤングマシン

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